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11月18日(月)放送分
お笑い芸人などがアーティストになりきって“歌ネタ”を披露する音楽バラエティー番組「歌ネタゴングSHOW 爆笑!ターンテーブル」(TBS系)が、10月27日午後7時から放送される。ついにゴールデン進出となった今回は、一般人を含めた総勢72人のアーティストが歌ネタを披露する。“菅田将暉になりたい男”MASAKIさんなど、番組をきっかけに注目される“スター”が誕生していることについて、番組の演出を手がける田村裕之さんは、「それまで無名だった芸人さんが、歌ネタ一発でトレンド入りしたことが手応え」と話す。“元芸人”という顔も持つ田村さんに、番組への思いを聞いた。
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番組は、お笑い芸人がアーティストになりきって自ら作詞、時には作曲し“笑える新曲”を披露するゴングショー。ターンテーブルを模した巨大回転ステージ上で、第7世代芸人をはじめ、旬の人気芸人やタレントが、さまざまな“笑える新曲”を披露する。
今年4月に深夜帯で初回放送し、5月には初回放送に新作ネタを加えた特別編を放送。7月には、土曜午後2時からの「土曜☆ブレイク」枠で第2弾を放送し、SNSで話題を集めた。そして今回ついに、ゴールデンに進出する。
今回の出演アーティストは、番組の“若手エース”と称されるお笑いユニット「怪奇!YesどんぐりRPG」や、お笑いコンビ「かまいたち」の山内健司さん、「虹色侍」のずまさん、中山功太さんが出演。お笑いトリオ「3時のヒロイン」「ぼる塾」、YouTubeで歌声を披露し話題のパーパー・ほしのディスコさんや、お笑いコンビ「エイトブリッジ」などが初登場する。初回放送からMCを務める「ジャニーズWEST」の桐山照史さんと、お笑いコンビ「麒麟」の川島明さんがMCを担当する。
番組誕生の背景について、「芸人さんはネタを作れるので、詞も書けると思っていました。その歌詞を既存の曲、オリジナル曲にのせて披露してもらう、ゴングショー形式の歌ネタ番組はどうだろう? と思ったのが発端です」と話した田村さん。バラエティー番組「水曜日のダウンタウン」(同局系)のディレクターも兼任しているが、「『水曜日のダウンタウン』は作品性が非常に高い番組なので、テレビの前で気合入れて見て、物語を追わないといけなかったりする回も多いのですが、この番組は、途中から見ても笑える番組、何も難しい事を考えずに見ていられるものにしたかった」と話す。
番組では、歌の半分の時点で、5人のゲスト審査員が「もっと聴いていたいか」を判定。5人全員が「もっと聴きたい」と判定すれば、そのまま完奏することができるが、「聴きたい」と判定しなかった審査員が1人でもいた場合は、そこで強制終了となる。田村さんは、「失格の様子も笑えるような演出にして、出演してくれた芸人さんがどっちに転んでもおいしく帰っていただけるようにしたかった」と説明する。
出演者については、「自分が面白いと思う歌ネタはもちろん、この芸人さん、タレントさんが歌ってくれたら面白くなりそう、という逆算でキャスティングしています。ただ、ほぼ全員ゼロイチで作ってもらっているので、曲が上がってくるまで、わからないんです」と明かす。
初回放送からSNSで話題を集めたが、田村さんは「一般人だったMASAKIさんがトレンドに入ったこと」に手応えを感じたという。MASAKIさんとの出会いについては、「知り合いの演劇の舞台を見に行ったときに、出ていらして、『確かに薄目で見たら菅田将暉さんに似てなくもないかな~』みたいなところから、フリーの方だったので、早速お声がけして出演していただきました」と明かし、「ぜひ番組発のスターになっていただきたい」と話す。
ゴールデン進出となる今回は、「出張ターンテーブル」というロケのコーナーを新設した。ドラマ「この恋あたためますか」(同局系)の現場に行って歌ってもらうという内容で、「菅田将暉さんを愛しすぎる男・MASAKIさんがついに、菅田将暉さんの事務所の先輩、中村倫也さんの前で歌ネタを披露しました!」とアピール。
「菅田さんの友人の仲野太賀さんもいらっしゃいましたし、半年前まで菅田さんの背中が全く見えなかったんですが、これで周回遅れぐらいまで来たんじゃないかと個人的には思っています。皆さんも今回の歌を聴いていただいて、MASAKIさんが菅田さんご本人の前で歌ネタを披露できる可能性はあるのか、ないのかまでを想像して楽しんでいただければと思います」と呼びかける。
田村さんは、高校卒業後、大阪の吉本興業で、3年ほど芸人として活動していた経験を持つ。しかし、芸人の夢を諦め、大学へ入学。2010年に同局に入社した。「ひみつの嵐ちゃん!」「炎の体育会TV」のADなどを経て、2013年に「100秒博士アカデミー」でディレクターに。その後、企画・演出として、「千原ジュニアの粋な夜」「明石家地下天国」などを担当し、現在は「審査員長・松本人志」「V6の愛なんだ2020」を担当している。
芸人時代は、お笑いコンビ「かまいたち」「藤崎マーケット」「バイク川崎バイク」「 天竺鼠」らが同期だった。「諦めてこのテレビの裏方の世界に入ったものでして、昔からの仲間、友達と仕事をしている感覚でやらせてもらっています。実際に、同期に出てもらったり、先輩、後輩にもお声がけして出てもらったりなど、今でもありがたい関係性でやらせてもらっています」と話す。
そんな田村さんに、演出家として大切にしていることを聞いてみると、「出演者へのリスペクト。それにつきます」と回答。収録現場については、「大楽屋にいるような感じで、楽しませてもらっています」と話す。
「ネタを撮るというよりは、歌を収録する、というような感覚でやらせてもらっています。歌は何回聴いても聴きたくなるし、しみる。1回目より、10回聴いたときの方が心に響いたりする。歌ネタもそれに通ずるものがあると思っています」と話した田村さん。最後に、視聴者に向けて、「『歌を聴いて笑ってもらう』というシンプルな構造の番組なので、お子さんにも楽しんで、笑って見てもらえるような番組になってほしいです」と呼びかけた。
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