俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第15回「篤太夫、薩摩潜入」が5月23日に放送され、お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多華丸さん演じる薩摩藩士・西郷吉之助(隆盛)が登場。吉沢さん扮(ふん)する栄一改め「篤太夫(とくだゆう)」との交流が描かれた。
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第15回では、栄一と喜作(高良健吾さん)は、武士として初俸禄(ほうろく)をもらい、円四郎(堤真一さん)から「篤太夫」「成一郎(せいいちろう)」という新しい名も授かる。篤太夫の初仕事は、摂海防禦(せっかいぼうぎょ)の要職に就く薩摩藩士・折田要蔵(徳井優さん)の隠密調査だった。
そこで出会った西郷吉之助(華丸さん)は、円四郎の行く末を案じるように「先のことが見えすぎる人間は往々にして非業の最期を遂げる」と篤太夫に告げる……という展開だった。
ドラマの公式ツイッターでは、篤太夫と西郷が一緒に豚鍋をつつくシーンについて、「一橋家に仕えた篤太夫は、有志を訪ね回り、諸藩の動きを探る活動を行っていました。その一人が西郷吉之助。篤太夫はなぜか西郷に気に入られ、時には鹿児島名物の豚鍋を作るから一緒に食べないかと誘われたそう。豚鍋は三度ほどごちそうになった、と記録にあります」と明かした。
SNSでは篤太夫と西郷の交流について、「栄一と西郷がこのタイミングで会っていたとは知らなかった」「西郷どんと栄一が2人で豚鍋つついて語り合ってたのも史実なのか~」「おいしい豚鍋囲んでお酒飲む仲だったのが史実とは胸アツ」「華丸さんの西郷どんと栄一のシーン良かったな。つついてた豚鍋フォンデュめちゃおいしそうだった」「レシピ教えて欲しい」と視聴者の関心を集めていた。
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
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