俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第16回「恩人暗殺」が5月30日に放送された。同回では、主人公・渋沢栄一(篤太夫、吉沢さん)の恩人の一橋家家臣・平岡円四郎(堤真一さん)が、過激な攘夷(じょうい)思想の水戸藩士によって暗殺。円四郎の非業の死に対して、SNSでは「まだまだ生きてほしかった」「史実変えて」「大河ドラマに新たなロス史が追加される……」などと“円四郎ロス”を訴える視聴者の声がやまないでいる。
ウナギノボリ
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第16回では、京都で新選組が、過激な尊王攘夷(じょうい)派志士を襲撃する「池田屋事件」が発生。日々強まる弾圧活動に、攘夷派志士の怒りは、禁裏御守衛総督(きんりごしゅえいそうとく)の慶喜(草なぎ剛さん)と側近の平岡円四郎に向かっていく。そして、皮肉にも円四郎は、主君・慶喜の生家である水戸藩の人物によって暗殺されてしまった……。
「恩人暗殺」というものものしいタイトルから、前週第15回の本編後に予告が流れた時点で、SNSではすでに「つらすぎる」「なんだよー!やだよー!!」「心して見る」といった声が上がっていた。
また、第16回での円四郎の非業の死から一晩たったが、SNSでは「円四郎さんの思い出に浸る」「ロスは多分次の回以降にどーんとくる。ああ円四郎がいたら……って場面が絶対ある」「1週間かけて覚悟してたのに(涙)」「(円四郎の妻の)やすさん(木村佳乃さん)がどんなに悲しむことかと思うとつらくなる」などのコメントが続々と書き込まれている。
「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。
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