放課後カルテ
第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
女優の浅川梨奈さんと俳優の飯島寛騎さんがダブル主演を務める動画配信サービス「Hulu(フールー)」の連続ドラマ「悪魔とラブソング」。ドラマは、桃森ミヨシさんの同名マンガが原作で、常に本音を口にしてしまい、「悪魔」と呼ばれている女子高生・可愛マリア(浅川さん)が、他人に合わせて生きる同級生たちを変えていく物語だ。「歌への苦手意識が本当に強かった」といい、合唱シーンの撮影の準備段階で、プレッシャーから涙を流したという浅川さんが、撮影の苦労や、役へのこだわりを明かした。
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浅川さんは、「私は中学1年生の頃からこのお仕事をしているので、学校行事に全力で取り組めたことがなくて。なので、クラス全員で合唱コンクールという一つの目標に向かうのが、すごくすてきだなと思いました」と振り返る。
「撮影に入る2カ月前からボイストレーニングを受けていて、1人で何度も歌ってきた『アメイジング・グレイス』を、飯島さんのピアノ伴奏に乗せてみんなで歌えたのは感動やうれしさがありました。自分が経験できなかった『青春』なので、一番グッときました。こういう経験がどれだけ尊くて大切なものか、この歳になって感じられたので、今、学生の子たちには大事にしてほしいです」と訴えた。
続けて「私は歌への苦手意識が本当に強かったんです。ボイス・トレーニングを始めてからも不安で、先生から『上手になったね』とほめられてもその言葉がプレッシャーで、正解が分からず何回か泣いてしまって」と告白。「ですが、スタッフさんや飯島さんをはじめ、クラスメートのみんなのおかげで、私もマリアを通して成長でき、好きな事が一つ増えて歌に対する自信が生まれました 。自分が1人で歌っている姿が流れるのは今でも不思議な感覚ですが、頑張った成果を皆さんに楽しんでいただけたらうれしいです」とアピールした。
役を演じる上で、「マリアは自分の気持ちを素直に伝えてしまう正直な子なので、きつく見えないようにしたかった」と明かす浅川さん。「愛されるキャラクターにするために、監督やプロデューサーの方とお話ししながら作っていきました。おちゃめさや可愛らしい部分を少し多めに入れようと、肉まんの持ち方や食べ方に気を付けたり、ふとした時の言い方に愛嬌(あいきょう)を混ぜたりして、無邪気さを大事にしながら演じましたが、本当に難しかったです」と語る。
撮影現場の雰囲気について、「撮影現場は、男性、女性、演者、スタッフさん関係なく仲が良かったので、本当ににぎやかで。私は役柄的に、最初の頃は飯島さんと神田役の奥野壮さん以外の方たちとはできるだけ距離を取っていましたが、スタッフさんたちが顔なじみだったこともあり、みんなと打ち解けるスピードが、思っていたよりも5倍くらい早くなってしまい(笑い)」とニッコリ。
「でもそのおかげで、いつの間にか感じていたプレッシャーがなくなって。後半に向けてマリアが柔らかくなっていきますが、浅川自身も柔らかくなっていったんじゃないかなと思います」と振り返っていた。
◇
ドラマの主人公・可愛マリアのキャラクター紹介映像も公開された。マリアが歌声を披露するシーンや、クラスメートとの日常のシーンが映し出されている。ドラマは全8話で構成され、6月19日からHuluで一挙独占配信される。
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