仮面ライダーゴースト:西銘駿×山本涼介×聡太郎 新スピンオフ撮影秘話 “カノン”工藤美桜の成長も実感

「仮面ライダーセイバー×ゴースト」「仮面ライダースペクター×ブレイズ」に出演する(左から)聡太郎さん、西銘駿さん、山本涼介さん
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「仮面ライダーセイバー×ゴースト」「仮面ライダースペクター×ブレイズ」に出演する(左から)聡太郎さん、西銘駿さん、山本涼介さん

 特撮ドラマ「仮面ライダーゴースト」(2015~16年)と「仮面ライダーセイバー」(テレビ朝日系、日曜午前9時)のスピンオフ「仮面ライダーセイバー×ゴースト」「仮面ライダースペクター×ブレイズ」が、アプリサービス「東映特撮ファンクラブ(TTFC)」で独占配信中だ。仮面ライダーゴースト/天空寺タケル役の西銘駿さん、仮面ライダースペクター/深海マコト役の山本涼介さん、ジャベル役の聡太郎さん、マコトの妹・深海カノン役の工藤美桜さんらオリジナルキャストの出演も話題の両作。撮影では、口をそろえて「工藤さんの成長を実感できた」という西銘さん、山本さん、聡太郎さんに、「ゴースト」の思い出やスピンオフについて話を聞いた。

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 ◇新スピンオフに「またやっちゃいますか~!」

 「仮面ライダーセイバー×ゴースト」「仮面ライダースペクター×ブレイズ」は、Vシネマ「ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター」(2017年)後のタケルたちが描かれる。兄・マコトを捜しているという少女・カノンに出会った仮面ライダーセイバー/神山飛羽真(内藤秀一郎さん)と須藤芽依(川津明日香さん)。話を聞こうとしたが、少女はメギド・デザストに襲われて逃げ去ってしまう。一方、失踪したカノンの行方を捜すタケルとジャベルは、背後にかつての敵・ダントンの残党がいることを突き止める。タケルはダントンの残党を捜しに飛び出すが、そこに飛羽真と芽依がぶつかってきて……と展開する。脚本は「ゴースト」と「セイバー」を手がける福田卓郎さん、監督も両作に参加する坂本浩一さんが務めた。

 ――今作が決まった時のお気持ちをお聞かせください。

 西銘さん 実は「ゴースト」が終わってから、だいたい1年半周期で(後輩ライダーとのコラボで)仮面ライダーに戻らせていただいているんです。なので、驚きとかよりも「またやっちゃいますか~!」みたいな感じの方が強かったですね(笑い)。でも、タケルを、ライダーをやっている自分が好きなので率直にうれしかったです!

 山本さん 「仮面ライダージオウ」(2018~19年)にちょっとだけ出させていただいた際、もうマコトをやることはないんだろうなと思っていたので、こうやって呼んでいただけて、マコトの成長した姿を見せることができたのはうれしかったです。

 聡太郎さん 単純にめちゃくちゃうれしかったですね。ただ、台本を読んだときに、言葉遣いなどセリフがほぼ御成(柳喬之さん)で……。本当に僕がやっていいのかと思って、一応、国際電話で御成(ニューヨークにいる柳さん)に確認を取りました。御成も喜んでくれていたので良かったです。

 ◇「ゴースト」は青春 福田脚本の魅力は?

 ――「ゴースト」の思い出などお聞かせください。

 西銘さん デビュー作なので思い入れはありますし、とにかく特殊でした。タケルは歴代のライダーで一番死んでいると思うんですけど、「また消えるんだ!?」っていうのが何度もありましたし……。死んでいる設定なので(撮影所の近くから)帰ってくるところを見られないために、あまり外ではご飯を食べないとか。幽霊に寄り添った1年でした(笑い)。

 山本さん とにかく楽しかったです。あの頃はコロナとかもなかったので、撮影終わりに皆でご飯行ったり、磯村(勇斗)君の家で遊んで、そのまま「あした早いからこのまま泊まろうぜ~」とか。すごい青春な感じでした。

 聡太郎さん 僕もずっと楽しかった。(記憶に残っているのは)普段は軍服を着ているキャラなのに、タンクトップにならないといけない時があったんです。そして、ちょうどその撮影の際に、別のシーンだったのですが、山本くんもタンクトップを着ての撮影があったので、楽屋でずっと2人で腕立てしていました。

 西銘さん 現場行ったらめちゃくちゃタンクトップの人がいて面白かった(笑い)!

 ――放送中の「セイバー」も手がけている福田さんの脚本の魅力はどこでしょうか。

 西銘さん ぶっ飛んでいるところです(笑い)! 主人公が1話で死んで幽霊になったり、“コピー人間”が出てきたり、3人の父親キャラクターが3人とも息子の前で死んだり……、見ていても楽しいですが、「このシーンやりたい!」ってワクワクするような脚本です。

 山本さん 自分が出演しないシーンのマネとかもしてたもんな。撮ってもないのに、「こうやるんでしょ!」って(笑い)。

 ◇「キラメイジャー」経て大人になった

 ――久しぶりに共演した工藤さんの印象の変化はありましたか。

 山本さん “大人になったな”という印象です。「ゴースト」のときは16、17歳とかの高校生でしたが、現在はもう21歳。10代と20代の違いもあるかと思いますが、役者としても「魔進戦隊キラメイジャー」とかを経験して、大人の一歩を踏み出したお芝居になっていて。今回そんな成長を間近で見られたのはうれしかったです。

 ――やはり“お兄ちゃん”目線で見てしまう?

 山本さん そうですね。たまに連絡とるときも「お兄ちゃん」って呼んでくれるので、多分ずっとお兄ちゃんなんだろうなって思います(笑い)。

 ――西銘さん、聡太郎さんから見た現在の工藤さんの印象は?

 西銘さん 美桜ちゃんは本当に大人になったなって思います。「ゴースト」のときは、「泣けるかな、どうしよう?」と不安がっていた印象だったのですが、今回久しぶりに共演したら、自信がみなぎっていて立派な女優さんになったんだなと思いました。

 聡太郎さん 美桜ちゃんは話しかけてくれるようになりました。当時はまだ高校生だったので、あまりおじさんとしゃべりたくなかったのかな。

 西銘さん、山本さん (笑い)。

 インタビュー全編はYouTubeチャンネル「maidigitv」で公開中。

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