全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
女優の宮沢りえさんと寺島しのぶさんが、今冬に放送される2夜連続ドラマスペシャル「山崎豊子『女系家族』」(テレビ朝日系)でダブル主演を務めることが10月30日、分かった。2人は、宮沢さんが1973年、寺島さんが1972年生まれの同世代で、本作が初共演。寺島さんは「よく今まで交わらずにきたな、と思いました。むしろ同年代だからこそ交わらなかったのでしょうか? そんな私たちがこの作品のこの役柄でご一緒することになったということに感慨を覚えました」と話している。
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ドラマは、山崎豊子さんの同名小説(新潮文庫)が原作。老舗木綿問屋「矢島商店」の当主・矢島嘉蔵が亡くなったことをきっかけに、総領娘を筆頭とした三姉妹と当主の愛人が、遺産を巡って激しくも静かな争いを繰り広げる様を描く。宮沢さんは嘉蔵の愛人・浜田文乃、寺島さんは矢島家の長女・矢島藤代をそれぞれ演じる。鶴橋康夫監督がメガホンを取り、脚本も手がける。
宮沢さんは、寺島さんについて「矢島家という莫大(ばくだい)な財産を持った家の長女に生まれた女性、という役を見事にご自分のものへと引き寄せていらっしゃって、たたずまいだけでその背景がにじみ出るほどの存在感は、やはりすごいな、と思いました」とコメント。
「実際ご一緒するシーンは緊迫した場面が多いので、“楽しく”というわけにはいかなかったですが、やはりその藤代と文乃の張り詰めたシーンというのは寺島さんと2人で引き上げていくものだなと、ご一緒していて感じました。その時間は本当に楽しかったので、次回はぜひ仲の良い役で共演したいです(笑い)」と振り返っている。
一方、寺島さんは「宮沢さんは間違いなく日本でトップの女優さんですので、ご一緒できて光栄でしたし、お互いにいいお芝居を引き出し合えたら、と思って臨みました」と明かし、「山崎豊子さんの原作に、鶴橋さんの脚本・監督、そこに私たちを加えた“総合芸術”が、どのようにできあがるのか、それが今から楽しみです」と語った。
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