歴史探偵:「大坂の陣」で“大規模”洪水発生の可能性 番組調査で明らかに

「歴史探偵」で調査した「大坂の陣」での洪水のシミュレーション (C)NHK
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「歴史探偵」で調査した「大坂の陣」での洪水のシミュレーション (C)NHK

 1614~15年に行われた江戸幕府と豊臣家の合戦「大坂の陣」で、大規模な洪水が発生していた可能性があったことが、NHKの歴史番組「歴史探偵」(総合)の調査で明らかになった。

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 これまで歴史の資料に、豊臣方が淀川の堤を決壊させたという記述があったものの、規模の詳細は残されていなかった。そこで番組では、2016年の大河ドラマ「真田丸」の城郭を考証した城郭考古学者の千田嘉博さんや民間企業と協力。災害対策などで使われるシミュレーターで洪水を再現したところ、東は現在の門真市や大東市、北は枚方市あたりまで広がっていた可能性が浮上した。

 番組の制作統括・河井雅也チーフプロデューサーは、「書き残されていなかった(洪水の規模の詳細な)記録を、科学の力を使って補うことで、今回の新説につなげた」と語っていた。

 なぜ豊臣方はこのような大規模な洪水を引き起こしたのか。その目的や、調査の結果は、11月17日午後10時半から放送の「大坂の陣 幻の大洪水」で明かされる。

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