最愛:“加瀬さん”井浦新の生きざまに視聴者慟哭 「見終わったのに涙が止まらないよ」(ネタバレあり)

連続ドラマ「最愛」最終話の場面カット(C)TBS
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連続ドラマ「最愛」最終話の場面カット(C)TBS

 女優の吉高由里子さん主演の連続ドラマ「最愛」(TBS系、金曜午後10時)最終話が12月17日に放送。最終話では、井浦新さん演じる加瀬賢一郎の生きざまに注目が集まり、SNSでは「加瀬さん」がトレンドの上位に上がるなど話題を呼んだ。

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 ◇以下ネタバレがあります

 「最愛」は、殺人事件の重要参考人となった実業家の真田梨央(吉高さん)、その初恋相手で事件の真相を追う刑事・宮崎大輝(松下洸平さん)、あらゆる手段で梨央を守ろうとする弁護士・加瀬賢一郎(井浦さん)を中心にしたラブサスペンス。新井順子さんがプロデューサー、脚本を奥寺佐渡子さんと清水友佳子さん、演出を塚原あゆ子監督と2013年1月期放送の「夜行観覧車」、2017年4月期放送の「リバース」とそれぞれが話題を呼んだ制作陣が手がけている。

 最終回のあらすじは公式サイトでも「ついに、すべての真実が明らかに…! それぞれの最愛…そして梨央が下す決断とは――?」とのみ書かれており、詳細は明かされていなかった。

 ◇

 橘しおり(田中みな実さん)の死因をさぐっていた大輝は、しおりが薬を変えて死亡当日に発熱していたことを知る。死亡推定時刻が変わり、加瀬のアリバイが崩れ、大輝は加瀬の行方を追う。

 真田ウェルネスに急行する車の中で加瀬に電話をかけた大輝は、加瀬が渋谷ウィングプラザにいることを突き止め、桑田ら捜査員も渋谷ウィングプラザへと向かう。

 大輝は、電話越しに加瀬に事情聴取するが、加瀬は冷静に質問をかわしていく。「要件は以上ですか?」と電話を切ろうとする加瀬に、大輝はたまらず「何で一線を踏み越えた……。踏み越えてまったら戻ってこられんやろ!」と思いをぶつける。

 「戻るつもりはありません」と答えた加瀬に大輝は「あんだけ信頼されとって何で!」と叫ぶが、加瀬は、「法律では守れないものがあるからです」と応じ、「私が思うことは一つしかありません。二人には一点の曇りもない人生を送ってほしい。それだけです」と語る。

 捜査の手から逃れ「この日が来るのは、あの日から分かっていました」と語る加瀬に、たまらず大輝は「二人にとってお前がおらんくなることが、どういうことか分かっとるんか!」と叫ぶが加瀬は「頼みましたよ、宮崎さん。ようやく手に入れた二人の幸せを壊さないでやってください」と言い残してどこかへ去って行くのだった。

 SNSでは、「加瀬さんの最愛…」「見終わったのに涙が止まらないよ」「次は加瀬さんが幸せになってください」といった声が上がったほか、姿を消したラストに「どこ行ったんや」と行方を気にする声もあった。

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