カムカムエヴリバディ:深津絵里、自身の髪をカットして役作り セミロングからベリーショートまで変化を表現

NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でるいを演じた深津絵里さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」でるいを演じた深津絵里さん (C)NHK

 上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)が4月8日に最終回を迎えた。10~80代までのるいを演じ切った深津さんだが、セミロングからショートボブ、ショート、ベリーショートへと、変化していったヘアスタイルも話題になった。チーフ演出の安達さんによると、同作で深津さんは自身の髪で、年代の変化を表現したという。

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 100年の物語を描くにあたり、最大の課題が「扮装(ふんそう)をどう作っていくか」だったと振り返る安達さん。登場人物のビジュアルについて「全体の大きな構想はプロットとしてありましたが、実際に台本でどうなっていくかは分かりませんでした。大体、この時代がこのぐらいのボリュームで描かれるという予想を基に設計しました。最後の段階のイメージとしては、るいが額の傷から精神的に解き放たれた状態で安子と再会することで、贖罪(しょくざい)の思いを抱え続けた安子自身が救われる……いう話を藤本さんと話していました」と明かす。

 「深津さんにオファーをした時は長い髪をされていたので、『だんだん短くしていくことはできますか?』とご相談させていただきました。(最後の80代になった姿以外は)るいの髪形は深津さんご自身の髪で、実際に切らせていただいた。ぜいたくな作り方をさせていただきました」と語る。

 川栄さん演じるひなたは「最終的に60歳前後になるという設計で、母親のるいも存命なので、ゴールを見据えた時に、どう年を取っていくように見せるか、ひなたの扮装表現が一番難しかった。試行錯誤しながら扮装を固めていきました」という。

 ビジュアルでのこだわりについて、「年齢の作り込み方が(周囲との)関係性で見えてくるのが朝ドラです。年齢設定よりも10歳ほど若いぐらいをイメージして、そこをいったん目指そうと議論していました。良いバランスになったと思います」と自信をのぞかせていた。

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