海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。6月12日に放送された第23回「狩りと獲物」の終盤、源頼朝(大泉洋さん)の側近・大江広元(栗原英雄さん)の“密告”により、立場が危うくなってしまった範頼(迫田孝也さん)だが、6月19日放送の第24回「変わらぬ人」では、どうなってしまうのか……。視聴者の間では「蒲殿………」「あ~あ、蒲殿フラグ立った」「分かってたけどフラグ立ちすぎ」などと、その行く末に対して悲観する声が上がっている。
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迫田さん演じる源範頼 (蒲冠者殿/蒲殿)は、3月13日に放送された第10回「根拠なき自信」から登場。頼朝の異母弟で、伊豆での挙兵を知り、頼朝のもとに駆けつけると、源平合戦では、義経(菅田将暉さん)と並び平家討伐軍の総大将に。坂東武士団とともに汗を流す努力の武将であり、また柔和な人柄も相まって、人気を集めてきた。
そんな“癒やしの蒲殿”を待っていた思いがけない落とし穴。第23回では、頼朝を憎む曽我十郎(田邊和也さん)・五郎(田中俊介さん)兄弟による敵討ちを装った謀反により、頼朝の生死に関して情報が錯綜(さくそう)する中、広元いわく「次の鎌倉殿になったかのように振る舞った」とされ、頼朝の怒りを買ってしまう。
ドラマの公式ホームページで公開中の第24回予告では、頼朝から「わしを説き伏せてみよ、範頼」と迫られるシーンもある。SNSでは「癒しの蒲殿がが…orz」「範頼不憫(ふびん)」「予告の蒲殿もいい人そう(涙)」「予告を見て、つらくなった」「蒲殿、頼朝をなんとか説き伏せてくれ」といったコメントが並んでいる。
「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。
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