放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
女優の広瀬アリスさん主演の連続ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの?(恋マジ)」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の最終回が6月20日に放送される。3組の恋模様が描かれている群像劇だが、プロデューサーの米田孝さんが「刺激的な内容にチャレンジした」と語っていたように、柊磨(松村北斗さん)が主人公の純(広瀬さん)に突然キスする刺激的な場面や、「セックスレス」「パパ活」「レンタル彼氏」「前科持ち」「毒親」など刺激的な設定も話題になった。最終回を前に、視聴者を興奮させた「恋マジ」の刺激的なシーンを振り返る。
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「恋マジ」は、恋に本気になれない男女6人が、人生最大の本気の恋に落ちていく姿を描く群像ラブストーリー。1997年の「ラブジェネレーション」、1998年の「神様、もう少しだけ」(いずれもフジテレビ系)などラブストーリーの名手として知られる浅野妙子さんが脚本を担当している。
広瀬さん扮(ふん)する純は、27歳にして恋愛経験ゼロの女性。ドラマ中盤まで男性経験もなく、高校時代の同級生である響子(西野七瀬さん)、アリサ(飯豊まりえさん)との女子会では、男性経験のない純に対して、「相手なんて誰でもいい」などと生々しいアドバイスが飛び出すこともあった。また、専業主婦の響子はセックスレスで、アリサは“パパ活”に励んでいるなど、現代の恋愛事情を赤裸々に描いていた。
対する男性陣もくせ者ぞろい。フレンチビストロ「サリュー」のギャルソン兼見習い料理人の柊磨は女性にモテモテだが、恋愛は刹那(せつな)主義的で特定の相手を作らない。また恋人よりも母親を優先する“マザコン”でもある。シェフの要(藤木直人さん)は投資詐欺で捕まった前科があり、“かっつん”こと克巳(岡山天音さん)はもともとはアリサにお金で買われた“レンタル彼氏”だった。
5月9日放送の第4話では、柊磨が純に大胆なキスをするシーンが話題になった。純が柊磨の部屋を訪ねると、ひな子(小野花梨さん)と2人きりでいる場面を目撃。純はひな子を柊磨から離し、「彼女じゃないのに彼女の振りしないで」とけん制し、柊磨を巡ってバチバチの”女の戦い”を繰り広げた。
涙を流し、部屋から出て行こうとする純を、柊磨は抱きしめて突然キスをする。2人を見ていたひな子は驚いた表情を見せ、そっと退場すると、柊磨は純をベッドへ押し倒して……と展開した。視聴者は「松村北斗さんのキス、色気がすごい……」「特大の爆弾投げられてしまった」「心臓がバクバクいってる」「失神しそうになった」「脳裏に焼き付いて眠れない」と大興奮だった。
6月6日放送の第8話では、響子と要の濃厚なキスシーンも話題になった。ダメ夫に愛想が尽きていた響子は、要に心引かれていたが、ある日、要が家族と一緒にいる姿を目撃し、ショックを受ける。後日、響子はそのことを要に話すと、要は過去の事件後に妻と離婚したことなどを明かし、「僕の過去は汚れているし、未来も決して明るくないですよ」と語る。
そんな要に、響子は「料理をしている時の要さんは輝いています。そういう要さんが私、好きなんです」と告白。要も「僕も響子さんのことが好きです」と伝えると、2人は何度も唇を重ねる。さらに響子は服を脱ごうとするも、要が手を取って制する……と展開した。清純派なイメージの西野さんのキスシーンに、視聴者から「キスしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」「いやーなんか大人なキスだわね」「え、かなり濃厚」と反響があった。
アリサと克巳のカップルは、“パパ活女子”と“レンタル彼氏”という刺激的な設定にもかかわらず、ピュアな恋愛を繰り広げている。だが、アリサのパパ活をしていた過去が、2人を修羅場に引きずり込んだ。
6月13日放送の第9話では、パパ活相手だった田辺(アキラ100%さん)の妻から300万円の慰謝料を請求され、アリサはキャバクラでアルバイトを始める。アリサの困窮を知った克巳は、全財産の70万円をアリサに渡す。さらにアリサと共に田辺の妻のもとを訪ね、アリサが不倫していたことを一緒に土下座して謝罪する。男気を見せた克巳に、SNSでは「一緒に土下座してくれるかっつん……ほれてまうやろ」「本当に良い男すぎる」と絶賛の声が相次いだ。
脇を固める登場人物も、濃いキャラクターばかりだ。小野さん演じるひな子は、4月18日放送の第1話で柊磨と一夜を共にするシーンがあった。今年4月に最終回が放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」では、松村さんが安子(上白石萌音さん)の夫・稔、小野さんが安子の親友・きぬとして出演していたため、衝撃的なシーンに「うわぁあぁあぁっ! 稔さんときぬちゃんが!!」「きぬちゃんが……稔さんを誘惑しとる(絶句)」と、朝ドラファンから悲鳴の声が上がった。
後半から登場した柊磨の母・真弓(斉藤由貴さん)は、柊磨に近づこうとする女性に嫌がらせをする“毒親”で、包丁を振り回しながら純に声を荒らげるシーンが話題に。藤原紀香さん扮(ふん)する佐藤沙羅デュビビエは、要がフランスに滞在していたころのパトロンで、要を追って日本へ。要と「サリュー」で久しぶりの再会を果たすと、いきなりキスをする場面もあり、SNSでは「斉藤由貴と藤原紀香は絶対に『混ぜるな危険』のやつでしょ」と盛り上がった。
米田さんは、終盤の見どころについて、「登場人物たちが感情を揺さぶられ、右往左往するさまを1話から積み重ねて描いてきました。その感情が最大限に振り切ったさまを面白がって見ていただきたいです。それぞれの本気の恋のクライマックスにぜひご注目ください」と語っていた。
その言葉の通り、恋に本気になれなかった登場人物たちが、次第に“恋愛沼”にハマり、感情を揺さぶられながら本気になっていくさまに、見ているこちらも引き込まれた。最終回ではどんな刺激的なクライマックスが待っているのか、楽しみだ。
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