女優の岡田結実さんが、BSテレ東で10月1日スタートの「最果てから、徒歩5分」（土曜午後9時）でゴールデン帯（午後7～10時）ドラマに初主演することが8月13日、明らかになった。生と死をテーマにした糸井のぞさんの同名マンガ（新潮社バンチコミックス）の実写化。悲劇と喜劇のヒューマンドラマで、岡田さんは原作のキャラクターに合わせてピンク色の髪を披露している。

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　生きることに悩む主人公・幸田すもも（岡田さん）が、自殺の名所「志手の岬」から徒歩5分のオーベルジュ（宿泊施設を備えるレストラン）「ギルダ」を訪れ、住み込みで働くことになる物語。店を訪れる客はそれぞれ事情を抱えていて、滞在を通して客が再生していく姿に、すももの心境にも変化が起きる。

　岡田さんは「私自身、最近ニュースや出来事で生と死を考えることが多く、自分が生きたいとか死にたいとかそういう訳ではないのですが、日常で考える中で『生きろ生きろ』と言われれば言われるほど生きづらいなと思うようになってきていて」と告白。その上で「そう考えてるときにこの作品に出会い、そっと自分の背中に手を置いて、生きることも死ぬことも委ねてくれる、こんなに心地良い作品があるのかと思うと胸が温かくなりました」と語っている。

　併せて、柳俊太郎さん、竹財輝之助さん、内山理名さんの出演も発表。柳さんはオーベルジュの従業員・是枝息吹、竹財さんはシェフの大森膳、内山さんは店主の白石夕雨子をそれぞれ演じる。