小雪:12年ぶり映画主演 盲ろうの大学教授の生い立ち描く「桜色の風が咲く」で3児の母役

映画「桜色の風が咲く」ポスタービジュアル (C)THRONE/KARAVAN Pictures
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映画「桜色の風が咲く」ポスタービジュアル (C)THRONE/KARAVAN Pictures

 女優の小雪さんが、11月4日に公開される映画「桜色の風が咲く」(松本准平監督)に主演することが9月1日、明らかになった。映画は、盲ろう者として初めて大学教授になった福島智さんとその母・令子さんの実話を基にした物語。小雪さんは、3人の息子を育てる主人公・福島令子を演じる。小雪さんの映画主演は、2010年公開の「信さん・炭坑町のセレナーデ」(平山秀幸監督)以来、12年ぶり。

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 現在は東京大先端科学技術研究センター教授の智さんは9歳で失明、18歳で聴力を失いながらも、その後に大学進学。2003年、米誌「タイム」の「アジアの英雄」に選出された。映画では、智さんの幼少期から大学受験までと、令子さんが考案した独自のコミュニケーション法「指点字」の誕生物語を描く。

 小雪さんは「初めて台本を読ませていただいた時の、圧倒的な親子のエネルギーの詰まった魂に衝撃を覚えたことを今でも覚えています」とコメント。「世の中が不安定な中、この作品が皆様にとって光の道筋となるような、ご覧になった方々の明日を生きる活力のエッセンスになりますように」と語っている。

 併せて、田中偉登さん、吉沢悠さんの出演も発表。田中さんは福島家の末っ子・智、吉沢さんは令子の夫・正美を演じる。リリー・フランキーさん、朝倉あきさんも登場する。

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