4人組ミクスチャーロックバンド「King Gnu(キングヌー)」の井口理さんが、2023年春公開の映画「ひとりぼっちじゃない」(伊藤ちひろ監督)で映画初主演を務めることが9月13日、発表された。井口さんは、不器用でコミュニケーションがうまくとれない歯科医師のススメを演じる。
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原作は、伊藤監督が10年かけて書き上げた同名小説。ススメが謎多き女性の宮子に恋をして、変わっていく姿、ゆがんで狂っていく日々が描かれる。ススメが恋をする宮子を馬場ふみかさん、宮子の友人でありながらススメを惑わせる蓉子を河合優実さんが演じる。
撮影地のロケハンにも同行するなど、意欲的に映画初主演に臨んだ井口さんは「ススメとの出会いが自分にもたらしたものはとても大きかった。人とコミュニケーションが取れない彼に向き合った約半年という時間の中で、自分自身が今まで人に伝えられず蓋(ふた)をしていた気持ちとも同時に向き合うことになったからだ。自分と向き合うということ、それは今まで極力避けてきたことだったが今回の撮影を終えて、それがとても大きな財産になったと実感している」とコメントした。
馬場さんは「監督の作り上げる世界にどっぷりつかりきっての撮影は、苦しくもあり宝物のようでもあり、不思議な時間でした。一人でも多くの方にこの作品が届きますように」と思いを語った。
河合さんは「井口さんと馬場さんとそれぞれまったく違うパーソナリティーを持ち込み、お互いの色を混ぜた結果どうなるのかまったく分からない中で起こることを楽しんでいました。完成を見て、伊藤ちひろ監督の感性をどこまで素直に、純粋に保てるかの戦いだったんだなと改めて感じました」と振り返った。
伊藤監督は「井口さんは、ススメという人物を演じる上で次々と芽生える羞恥などのデリケートな感情を、そのままさらすことも破壊してみせることもできる表現者で、彼から放出される異彩なムードがこの作品の世界を息が詰まるくらいに満たしてくれました」と話した。
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