海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
福原遥さん主演のNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「舞いあがれ!」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第40回(11月25日放送)から、吉川晃司さんが演じる、航空学校で舞(福原さん)らを指導する“鬼教官”大河内守が登場した。朝ドラ初出演の吉川さんが、撮影現場のエピソードを語った。
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吉川さんが演じる大河内は、航空学校・帯広校の教官。航空自衛隊の戦闘機パイロットとして活躍したが、30代半ばで地上勤務にシフトした際に、航空学校からの誘いがあり教官職に就いた。学生からは鬼教官として恐れられ、ヒロインの舞やエリート学生の柏木(目黒蓮さん)がいる班の担当教官として、着陸が下手な舞を厳しく指導する。容赦なく学生をフェイル(退学)させると言われており、舞はなかなか理解できないが、そこには大河内なりの人生哲学がある、という役どころ。
吉川さんは、指導する学生役のキャストについて、「福原遥さんは、すごく芯がしっかりしていると思います。お芝居もうまいですし。(水島祐樹役の)佐野弘樹くんとは、撮影の合間に人生についていろいろ話したのですが、今の若い世代は本当にしっかりしています」と話している。
「飛行機を操縦するシーンでは、実際に乗りながらお芝居するのですが、学生たちはまだ操縦が下手な設定なので、本当に機体がグラグラと揺れている中で演じないといけないんです。そんな過酷な状況でもきちんと演技をしているので感心します」といい、こわもての鬼教官の役だが、「共演者の皆さんに本当に嫌われないように、本番前のリハーサルでは、笑わせるように努力していますよ(笑い)」と明かした。
今後の見どころについては、「やはり空のシーンですね。ドキュメンタリーであれば、これまでアフリカやブラジル、ペルーなどいろいろな国に行きましたけど、空を飛びながら芝居をするというのは初めての経験です」といい、「他の飛行機もたくさん飛んでいて、旅客機の無線も全部入ってくる中でお芝居するのは難しいです(笑い)。せりふを言おうと思ったら、旅客機のパイロットと管制とのやりとりが入ってくることもありました。実は高所恐怖症なんですが、空まで行くともうあきらめています(笑い)」と苦労も明かした。
大河内教官が本格登場する第9週(11月28日~12月2日)は、帯広でいよいよフライト課程に臨む舞だったが、次々と学生を落第させる鬼教官・大河内が待ち構えていた。舞は、柏木、水島と3人1組のチームとなり、大河内の指導のもとで必死にフライト訓練に臨むが、課題は山積み。大河内の指導は厳しく、人の命を預かるプロのパイロットになることの大変さを思い知る舞。そして、その過酷さから舞たちのチームに亀裂が生まれてしまう……という展開となる。
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