俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（総合、日曜午後8時ほか）最終回（第48回）「報いの時」が12月18日に放送され、政子（小池栄子さん）と実衣（宮澤エマさん）の姉妹の会話に視聴者の注目が集まった。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　共に年をとり、姉の政子に「近ごろは政に首は突っ込まないの」と聞く実衣。政子から言い方にトゲがあると指摘されるも、「今に始まったことじゃございません」と意に介さず、「結局、姉上は一度も偉くなりたいと思わなかったのに、姉上は偉くなって。狙ってた人たちはみんないなくなった。皮肉な話」としみじみと思い返す。

　ここで政子から「あなたは本気で尼御台になろうとしていたの」と聞かれた実衣は、「全成殿の血筋を絶やしたくなかった」と本心を打ち明けつつ、「でも、今思えば、そうねえ、一言で言い表すならば、どうかしてました」と自分を顧みる。

　「人にはそれぞれ身の程というものがある」と諭す政子。そこで実衣は「悪気がないのは分かるけど、今のは言わなくていいこと」と前置きし、「誰だってね、一生に一度は人の上に立ってみたいと思いたくなるものなの。姉上には分からないようですけど」と反論するも、口調はどこか柔らかくて……と展開した。

　どこか一言多い姉妹のやりとりに、SNSでは「この姉妹、尊いな」「仲良し姉妹尊い…」「実衣ちゃん、憑（つ）きものが取れて、姉妹でまた穏やかに話すことができてる…尊いひととき」などと視聴者は反応。

　さらには「『一言で言えば、どうかしてました』っていうセリフ、いいなー」「うん、わかるよ実衣さん」「どうかしてました、と言えるようになった実衣ちゃん…よかったね」「みんながみんなどうかしていた時代…それが鎌倉か…」といった感想も書き込まれた。