ABC:4月改編 日曜夜10時のドラマ新枠、配信で海外も視野に 20~40代に向けて「しっかり作り込んだ作品を」

ABC(朝日放送)社屋
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 ABC(朝日放送)は3月23日、本社(大阪市福島区)で春の改編発表会を開催。ABCテレビの幾野美穂・総合編成局長は、日曜午後10時に新設するドラマ枠について、海外も視野に入れ、「地上波だけでなく配信でもより多くの方に見られるコンテンツを作っていきたい」とし、「20~40代若年層を中心に届けたい。出演者、脚本家も力のある皆さんと一緒に1時間(の枠)でしっかり作り込んでいきたい」と語った。

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 同社が単独でゴールデン帯(午後7~10時)、プライム帯(午後7~11時)の連続ドラマを制作するのは1995年以来28年ぶり。新枠は「今を懸命に生きているすべての方が週末の夜、明日から始まる一週間を前向きに迎えられるようなドラマをラインアップする」という。

 第1弾は、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ひよっこ」(2017年)などで知られる脚本家、岡田惠和さんのオリジナル作品「日曜の夜ぐらいは…」で、女優の清野菜名さんが主演を務め、岸井ゆきのさん、生見愛瑠さんが出演。友情を育む3人の出会いから始まる、笑いあり、恋愛要素あり、せりふ量多めの会話劇となり、「人生とは、家族とは、愛とは」をテーマに、ハートフルなドラマが展開される。4月30日スタート。

 そのほか、ラジオでも人気の浦川泰幸アナウンサーとナジャ・グランディーバさんのコンビによる30分の情報番組「浦川&ナジャのウラのウラまで失礼します」(月~水曜午前9時55分、関西ローカル)が4月3日にスタート。

 土曜午後4時から30分のローカルバラエティー枠を新設し、4月8日から「脇役食材のバズレシピ」が放送を開始する。お笑いコンビ「チュートリアル」福田充徳さん、「ダイアン」の津田篤宏さん、「とろサーモン」の村田秀亮さん、こがけんさんの4人が、地味な脇役食材を主役にした絶品料理を作る、という内容になる。

 改編率は全日帯は9.4%、ゴールデン帯(午後7~10時)は20.4%、プライム帯(午後7~11時)は18.6%となった。

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