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第10話(最終話) これからも健康でいてほしい
12月21日(土)放送分
俳優の岡田将生さんが主演を務め、宮藤官九郎さんが脚本を手がけて2016年に放送された連続ドラマ「ゆとりですがなにか」(日本テレビ系)のキャスト、スタッフが再集結し、映画化されることが4月24日、発表された。タイトルは「ゆとりですがなにか インターナショナル」で、10月13日公開予定。
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「ゆとりですがなにか」は2016年4月期に放送された日本テレビ系の日曜ドラマで、岡田さん、松坂桃李さん、柳楽優弥さん演じる“ゆとり第一世代”とされる1987年生まれのアラサー男子3人が、仕事に家族に恋に友情に、迷い、あがきながら奮闘する姿が描かれた。2017年には、スペシャルドラマ「ゆとりですがなにか 純米吟醸純情編」が2週連続放送、スピンオフドラマ「山岸ですがなにか」もHuluで配信された。
宮藤さんと水田伸生監督はドラマから続投で、映画では2013年公開の映画「謝罪の王様」以来、10年ぶりの再タッグとなる。
宮藤さんは、映画化のきっかけを、「確か(2019年のNHK大河ドラマ)『いだてん』の現場だったと思うのですが、桃李くんからゆとりで『ハングオーバー!』みたいなの、やれませんか?と提案されました」と明かし、「『ゆとりインターナショナル』という仮題を付けました。しかし、コロナ禍になり海外ロケは当分ムリ。ムリして風呂敷を広げずとも、生活圏の中でインターナショナル感が出せたら、そっちの方がドラマの世界観を踏襲できるのではないかと思い直し、八王子~高円寺間で起こる国際問題を描きました。なので、思いつきではなく、実は4年越しの映画化なのです」と語った。
サラリーマンを辞め家業を継ぐも、契約打ち切り寸前に追い込まれるなど、時代の波にイマイチ乗り切れていない坂間正和を演じる岡田さんは、「映画の話は本当にうれしかった」といい、撮影に当たっては、「まだ公開もされていないのに早く続編やらないかなんて現場で話してた時間もありました」とコメント。「久しぶりの作品で役をまたすぐ取り戻せるか不安もありましたが、一言せりふを言うだけで一瞬でゆとりの世界観に戻れました。楽しみに待っていてください!」と呼びかけている。
優しく真面目だが女性経験ゼロの小学校教師、山路一豊を演じている松坂さんは、「率直に帰ってきたな、という感じです。久しぶりにあのメンバーに会うと、一瞬で、あの時間が戻ってきた感覚になりました」といい、「映画になると聞いた時は、『正直どうなんだ!?』と思いましたが、宮藤さんの脚本の上で、わちゃわちゃする感じがとても心地良かったです。映画としてさらにスケールアップしていて、さすが宮藤さんだなと思いました」とコメントした。
元客引きで、11浪目にして悲願の大学合格を果たすも卒業後に中国での事業が失敗し、結局出戻りでフリーターとなる破天荒な道上まりぶを演じている柳楽さんは、「何より久しぶりにキャスト、スタッフと再会できてとてもうれしかったです。ドラマ版も宮藤さんの脚本は素で笑ってしまうようなせりふやシチュエーションがたくさんあったのですが、今回の劇場版にもそういう要素がたくさん詰め込まれています。作品を通して深まった絆を持っているキャストと良い緊張感の中、作品に向き合うことができました」と語った。
「映画化ですがなにか」というコピーと共に3人が首をかしげているパターンと、3人が仲良く肩を組んだ2種類の新ビジュアルも併せて公開された。
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