放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
のんさんが主演を務めた、2013年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「あまちゃん」の第19週「おらのハート、再点火」(第109~114回)が、NHK・BSプレミアムで8月7~12日に再放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。
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第109回は 水口(松田龍平さん)が太巻を見返すため、アキ(のんさん)のマネジャーを志願。「男として筋通しますんで」と電話をかけた相手はユイ(橋本愛さん)で、「ごめん、君との約束、果たせなかった」とデビューさせてあげられなかったことを謝り、いつか絶対デビューさせると熱く宣言する。その姿を見た春子(小泉今日子さん)は、水口に「合格!」と告げ、スリーJプロダクションへの加入を許可した。
後日、アキは鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子さん)とばったり会い、「いつか、一緒にお芝居しましょうね」というひろ美と固い握手を交わした。
SNSでは、「泣いた。水口マネ爆誕! 鈴鹿さんのエール!」「水口さんがマネジャーに~!! 鈴鹿さんいい人だなあ~」「男として筋を通した水口さんかっけー! いつか一緒にお芝居しましょうね、って握手する鈴鹿さんかっけー!」「水口マネなら安心だね」といった声が並んだ。
第110回は、アキは水口とGMT5のデビューシングル「地元に帰ろう」10万枚突破記念イベントを見に行く。「まぶしかった。本当は自分もあそこにいたはずなのに」と落ち込むアキに、種市(福士蒼汰さん)は「ここが踏ん張りどころだぞ、天野」「今、逃げちゃダメだ」「南部潜りも最後は孤独との戦いだべ」「海の底さいる天野に空気送り込むのは、ずぶんしかいねえ」と励ます。アキは「一度はすっかり冷めた恋の病が……」と目をうるませていた。
SNSでは「種市先輩、南部ダイバーに絡めて良いこと言った!」「海の底にいるアキちゃんに突然南部ダイバー魂を見せつける種市先輩」「大事なときに相手の心に響く言葉を届けられる種市先輩かっけー」「気持ち、再燃しちゃうよね」といった声が上がった。
第111回は、アキは種市に「付き合ってけろ!!」と叫び、種市も「ずぶんは天野のことが好きだ」と告白するも、そんな2人の姿を小野寺ちゃん(優希美青さん)に見られそうになり、アキは思わずその場から逃げ出す。
一方、春子は黒川家の収納から、“影武者”の秘密を知っている関係者の連絡先を記した古い手帳を見つけ出し、脅しやはったりを交えて次々とアキの仕事を取ってくる。テーブルの上にずらりと並んだ台本などの仕事の資料を前に、「気持ちはうれしいけど、ズルしてまで仕事ほしくねえ」というアキに、春子がキレて……と展開した。
SNSでは、「天野春子、奥の手『黒川の手帳』発動」「春子……その流れどっかで見たことある!! 黒革の手帖や!!」「この春子の“手帖”復讐(ふくしゅう)劇に持って行きたいがための“黒川”姓だったのか……」「春子さんの切り札、黒川の手帳=松本清張の『黒革の手帖』と言われましたね」「昔の訳あり人脈の名刺を使ってネゴする春子。黒革の手帖か……黒川、あッ」と気づいた視聴者から「黒革の手帖」ならぬ「黒川の手帳」と話題になった。
第112回は、春子が台本で頭をはたくと、アキは泣き出し、ギスギスした雰囲気に。春子は気を取り直して謝ると、今度はなだめすかして「できそうなの一個だけ選んで」と言うと、アキが選んだのは水口(松田龍平さん)が持ってきた教育番組「見つけてこわそう」だった。
「見つけてこわそう」は、さかなクンがメイン、アキがアシスタントを務め、壊したものを逆回転で元に戻すという子供向けの教育番組。この番組を見て、予備校のイメージキャラクターの仕事が舞い込んでくる。契約期間は1年で、その間は恋愛禁止と言われたアキは……。
のんさんは2022年公開の映画「さかなのこ」(沖田修一監督)でさかなクン(ミー坊)を演じており、「あまちゃん」で本人と共演していたことに、SNSでは「『さかなのこ』の大いなる前振り」「『さかなのこ』の伏線だったのかもしれない」「ここで既に共演してたのか」「さかなクンと後にさかなクンを演じるのん。すげー組み合わせ」「まさかこのご縁からアカデミー賞を受賞するとは」と盛り上がった。
第113回は、アキは鈴鹿に恋愛相談をする。勢いで種市に告白して両思いになったこと、でも予備校のCMの契約で1年間恋愛禁止になってしまったことを説明し、「1年なんて無理です! もう走り出した恋の汽車は止まりゃしねえです! もうさかりのついた猫背のメスのサルなんです! どうしたらいいべ」と相談する。
すると、鈴鹿は「適当にやってたわよ」と、太巻こと荒巻太一(古田新太さん)と初主演映画「潮騒のメモリー」でブレークしたあと付き合っていたことを思い返し、「1年も続かなかった。でも後悔はしてない」といい、「私の場合、恋愛も仕事もよ」「バレなきゃいいのよ」とアキの背中を押す。
SNSでは、「自らを『さかりのついた猫背のメスのサル』という空前絶後の朝ドラヒロイン!」「『あまちゃん』一のパワーワード」「『ダサいくらい我慢しろよ』級の衝撃せりふ」「朝ドラにあるまじき刺激的でヒヤヒヤする言葉がすてき」といったコメントが続々と上がった。
第114回は、失踪していたユイの母、よしえ(八木亜希子さん)が春子を訪ねてくる。よしえは夫の功(平泉成さん)が倒れ、もし1人になったら「残された私はどうなるんだろうって」と不安になり、家を飛び出したという。東京で「ほぼ初めて、ひとりの人間として世間と関わった気がした」としみじみ語る。
春子から1年たった今の心境を聞かれ、「寂しいです。家族に会いたいです」とよしえが語ると、春子は「残酷なようだけど、もう取り返しがつかないと思う」といい、アキが出演する子供向けの教育番組「見つけてこわそう」の“逆回転”を思い出し、「そう、逆回転できないもんね、人生は。壊れたら壊れっぱなし、元には戻らない」と告げた。
春子の言葉に、SNSでは「名言だなあ」「10年たってこの言葉がしみ入る年齢になってしまった」「『見つけてこわそう』がこのフリになってるとは!」「このせりふを聞いて涙を流した人が日本中にいると思う」といったコメントが並んだ。
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