終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
俳優の仁村紗和さんが、12月4日からテレビ東京系の「ドラマプレミア23」(月曜午後11時6分)枠で放送される「SHUT UP」で主演を務めることが明らかになった。仁村さんは、貧しくも正義感の強い主人公の女子大生、田島由希を演じる。今作が仁村さんにとって民放の連続ドラマ初主演となる。併せて、莉子さん、片山友希さん、渡邉美穂さんの出演も発表された。
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仁村さん演じる田島由希は、学費も生活費も自分で稼ぐ苦学生。同じ境遇にある川田恵(莉子さん)、工藤しおり(片山さん)、浅井紗奈(渡邉さん)と共に寮で身を寄せ合いながら「貧しさをあきらめたくない」と日々思いながら過ごしていた。
ある日、そのうちの一人の妊娠が発覚。しかし相手の男性は相談に乗らないどころか、ばかにするだけで向き合ってさえくれない。非力だと見下された悔しさと虚しさを味わいながらも、彼女たちは“自分たちなりのやり方”で立ち向かうことを決意する。しかし、その復讐(ふくしゅう)はやがて周囲の人々も巻き込んで思わぬ方向に進んでいき……と展開するクライムサスペンスだ。
仁村さんはドラマについて、「この物語は現代を生きる上でとても大切なことがたくさん描かれていると思います。経済的な格差やジェンダー格差など、さまざまな格差を表現する言葉が生まれている今の世の中で、SNSが普及していて情報の速さが人間関係、社会生活にも影響していて、改めて自分自身を守るためにYESやNOを表現する大切さを感じました。互いの正義のための行動が正解か不正解かは置いといて、格差がある世の中で生きる女性たちにとっては遠くない現実の物語だと思いました」とコメント。
自身の役どころについては、「私が演じる由希は、正義感が強く面倒見は良い方で良い意味でごくごく普通の大学生。このくらいの年齢の方々は自分はこれから何をしたいのか、漠然とした将来への不安や孤独感、目の前の人間関係やSNSの影響をたくさん受けてしまう年代だと思います。きっと由希もそのうちの一人で等身大にリアルに演じていけたらいいな、と思いました」と語った。
続けて、視聴者に向けて「『SHUT UP』というタイトルに驚かれたと思いますが、「自分のことは自分自身で決める」そんな強さが込められているタイトルだと思います。このドラマは自分が自分でいることの大切さ、当たり前という言葉はなくさまざまな環境や文化がある現代で生きる『私たち』の物語です」とアピールした。
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