光る君へ:脚本・大石静「濡れ場はありません」と明言 「ただそこはかとなくエロスただよう雰囲気は出したい」

NHK大河ドラマ「光る君へ」のメインビジュアル(C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」のメインビジュアル(C)NHK

 吉高由里子さん主演の2024年のNHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)が、1月7日にスタートした。脚本を手掛けるのは、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さん。おととし5月の制作発表会見で「平安時代の驚くようなセックス&バイオレンスを描きたい」と意気込みを語っていた大石さんだが、「夜8時のドラマですから、濡れ場はありません」と明言した。

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 続けて「ただそこはかとなくエロスがただよう雰囲気を出したいと思っていますが、子供にも見られるように作ってはいます」と、今後の展開を予告する。

 「あの時代、天皇になった人は後継者を残すことが何よりも大切。(平安貴族社会には)性的行動が間近にある、という雰囲気は作品の中で見せています」

 改めて本作で目指すことを聞くと、「たくさんありますが、『源氏物語』の行間に紫式部が込めた深い人生哲学が、どのような人生によって生まれたかを描きたい」と話す。

  柄本佑さんが演じる藤原道長についても言及。道長といえば「この世をば 我が世とぞ思ふ~」の歌を詠んだ傲慢な権力者のイメージだが、大石さんは「時代考証の先生も、優れた政治家であったとおっしゃっています。歌一首だけで傲慢な独裁者というイメージになっていますが、戦ではなく話し合いによって物事を解決していく政治をやっていましたし、天皇の暴走を阻止するためにも権力を分散させ、バランスの取り方を考えていた人だと思います。今作では、そんな道長像を描きたいです」と述べていた。

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