光る君へ:段田安則、兼家は「帝のそばで帝をも操るような人物」 道長と道兼の諍いにも「成長ぶりを喜んでいる」

NHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原兼家を演じる段田安則さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原兼家を演じる段田安則さん (C)NHK

 俳優の吉高由里子さん主演の2024年NHK大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第5回「告白」が、2月4日に放送された。ドラマの公式サイトのコンテンツ「君かたり」では、藤原兼家を演じる段田安則さんの音声コメントが公開。第5回でも、権力への強い執着を見せた兼家について「帝のそばで帝をも操るような人物」と位置付けている。

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 道隆(井浦新さん)、道兼(玉置玲央さん)、道長(柄本佑さん)らの父である兼家。段田さんは「兼家は家の大黒柱で、まだ息子たちも若いので、家をちゃんと守っていこうという人だと思います。それで次の帝(みかど)にうまいこと取り入ろうというか、帝を支えている一族の中で、筆頭に立たねばならぬ、ということをせりふを言うんですが、何しろ帝のそばで帝をも操るような人物なのかなと思っています」と明かしている。

 第5回では、6年間、まひろ(吉高さん)の母・ちやは(国仲涼子さん)を殺めた道兼を道長が殴りつける姿を見て、兼家は「道長にこのような熱き心があったとは知らなんだ。これなら我が一族の行く末は安泰じゃ。きょうは良い日じゃ」と満足そうに笑い声を上げるシーンも。段田さんは「道兼は親父の手先といいますか、黒い部分を担ってくれたりしてくれるんですけど。人を殺めるとか、親子の関係とか、兄弟の関係というのは、今の感覚とは随分違うんだろうと思うんです」と話す。

 さらに「親としては、それぞれの息子たちの成長ぶりを喜んでいるというか、事が事だけに明るい出来事ではないんですけど、それぞれ頼もしく、あの辺は見ているのではないか」と語った。

 また平安中期と現代を比べ、「例えば兼家と今、よみがえってしゃべっても、『分かる分かる』ということがあるのかも分かりませんけど、やっぱり今の現代では捉えきれない感覚というのがあるんしょう」とし、「そこら辺がなかなか難しいんですけど、それがこの時代をやる面白さでも、扱う面白さでもありますし、想像するだけでも楽しいですね」と結論付けた。

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