虎に翼:久保田も中山も“離脱” 寅子「もう私しかいないんだ」の“重み”につぶれちゃう!? 視聴者は体を心配

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第37回の一場面 (C)NHK
1 / 1
NHK連続テレビ小説「虎に翼」第37回の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第37回が、5月21日に放送され、寅子(伊藤さん)が、共に弁護士となった久保田(小林涼子さん)から「弁護士の仕事を辞めると思う」と告げられる姿が描かれた。

あなたにオススメ

 第37回では、昭和17(1942)年3月。直言(岡部たかしさん)の工場は軍からの注文が途切れず、順調に稼働を続けていた。

 戦時下で食べ物が貴重になる中、優三(仲野太賀さん)は一緒においしいものを食べて寅子を元気づけようとする。その夜、寅子は優三に「どんな弁護士になりたかったか」とたずねる。「法律の本を出すことが夢だった」と明かす優三と、仲むつまじく語り合う寅子。やがて、猪爪家にうれしい知らせが舞い込む。

 ある日、寅子は偶然、出会った女子部の先輩・久保田(小林涼子さん)と「竹もと」で向かい合うことに。そこで久保田から「弁護士の仕事を辞めると思う」と告げられ、もう一人の先輩・中山(安藤輪子さん)についても「しばらく子育てに専念するそうだ」と教えられる。

 さらに久保田は「婦人弁護士なんて物珍しいだけで誰も望んでなかったんだ。結婚しなければ半人前、結婚すれば弁護士の仕事も家のことも満点を求められる。絶対、満点なんて取れないのに」と苦しい胸の内を吐露。しかし寅子は、志半ばで弁護士になることをあきらめざるを得なかった同級生の顔が思い浮かび、「何だよ。仲間たちの思いを私たちは背負っているんじゃなかったのか」との気持ちでいっぱいに。

 一人残され「もう私しかいないんだ」とつぶやく寅子。その後、久保田が担当していた婦人雑誌の法律相談の連載を引き受けることに……。

 SNSでは「『もう私しかいないんだ』これは重い…」「『もう、私しかいないんだ』つらすぎる…支えになっていたはずの学友の思い出が重しに感じる」「『もう私しかいないんだ』と自分を追い詰めてしまう寅子の姿がつらい」などと視聴者は反応。「久保田先輩も中山先輩も責められないよなぁ…」「寅子、身体が心配だよ。壊れてしまうよ」「このままじゃトラちゃんがつぶれちゃう」といった感想も書き込まれた。

 「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインの寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。

テレビ 最新記事