良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時)で藤原為時を演じる岸谷五朗さん。6月2日放送の第22回「越前の出会い」では、10年ぶりの官職として越前国守に抜てきされた為時が、越前国府に到着して早々、任務にあたる様子などが描かれた。「そんなにしゃべるって聞いていなかった」という岸谷さんが、劇中で披露した宋語について語った。
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第22回では、敦賀の松原客館に立ち寄ったまひろ(吉高さん)と為時は、宋人の朱仁聡(浩歌さん)、通事の三国若麻呂(安井順平さん)らに迎えられる。
浜辺に出かけたまひろは、そこで佇む周明と出会う。その夜、国守を歓迎する宴が行われ、まひろと為時はみんなと楽しいひと時を過ごす。翌日、越前国府に到着し、大野国勝(徳井優さん)、源光雅(玉置孝匡さん)に出迎えられるが、為時は早々に激務で体調を崩してしまう。
医師として現れたのは周明だった……と展開した。
岸谷さんは宋語のせりふについて「為時さんは少ししか分からない人なので、『しゃべることはないです』と聞いていたら、漢詩を宋語に変えてみんなの前で発表するっていうシーンがあって、しかも長いんですよ。久しぶりに暗記することに苦労しました」と振り返る。
一方で「宋語の詩を、バーッて10行くらいの詩を宋語で読んだときに、宋の発音とかを勉強してやったら、先生が『95点ですよ』」とほめてくれたことが、「うれしかった」という岸谷さん。
だが、喜んだのもつかの間、「監督から『もっと下手にやってください』って言われて(笑い)」とも告白。「せっかく一生懸命、先生について勉強したのに。うますぎるからもっと下手にやってくれって。『下手にやれ』って言われて、こんなにがっかりしたことはありませんでしたね」と残念がった。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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