良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)の第23回「雪の舞うころ」が、6月9日に放送され、浩歌(ハオゴー)さん演じる朱仁聡(ヂュレンツォン)が、「越前に来た本当の狙い」を語る姿が描かれた。朱役の浩歌さんが、自身の役どころや、藤原為時(岸谷五朗さん)との関係性について語った。
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浩歌さんは中国を拠点に活動し「中国で最も有名な日本人」と言われる俳優。かつて矢野浩二名義で活動をしていたが、2022年9月に現在の芸名に改名。2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」にも、中国人作曲家・黎錦光(れいきんこう)役で出演した。
「光る君へ」が初の大河ドラマで、演じる朱仁聡は、宋からやってきた商人らの長。船が漂着し、越前に逗留(とうりゅう)している。実は、宋の朝廷から、ある密命を負っており、越前国守の為時と交渉にあたる。
第23回では、周明(松下洸平さん)が、朱は通事の三国(安井順平さん)を「殺していない」と日本語で主張。連れてきた下人の証言もあって、朱はほどなくして解放されると、為時だけに、越前を足がかりに日本との交易を図るよう命じられている宋の官人であることを告白した。
浩歌さんは、朱仁聡について「非常に洞察力がありまして、為時との交流の中でもいろいろな駆け引きというのはあると感じているんですね」と話す。
「例えば、体調を悪くした為時を即座に周明に針治療をさせて、彼の調子悪い状態を回復させるんですけれども。そのときもですね、対応が早い。そして、それと見返りに朝廷の方に品物を献上したいという要求をしたりとか。そういうときには非常に強い意志を持って伝えるんですよね」
朱にとっては、ぬれぎぬを着せられ、ろう屋に入れられた後、為時の力によって開放されたときが好機だったという浩歌さん。
「為時に感謝の礼を言うときにも、ただ感謝の礼を言うだけではなくて、いい機会というか。なぜ越前に来たかの本当の理由を為時に伝えるわけ。宋と日本の交易のために来たと。これを、命を果たせないと私は宋の国に帰れませんという思い、その現実を情を持って伝えるわけなんですよね。ですから非常に為時と朱の間でときには手綱を緩めたり、ときには手綱を引いたり、ときには手綱を振るわせたり、という緩急つけたといいますか。そういう駆け引きを繰り広げているという部分がありますね。そこはまた面白い部分ではないかなとは思いますけれども」
また「本当に朱というのは非常に策略家というのか、人心掌握に長けているというのか、そういうものがありますね」との印象を抱く浩歌さんは、為時との関係性について「松原客館での初めての出会い」を重要視。
「やはり最初の松原客館での初めての出会いですよね。この日は中国語を話せる、そこpで朱はスイッチが切り替わりましたね。これは利用価値はあるなという。なんとか目的達成のために利用できる非情に大事なキーマンとなる。そういう存在だなというふうに朱は思ったと思うんですよね」
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