古畑任三郎:松嶋菜々子が双子の姉妹を一人二役で演じる “30周年記念”の大トリ飾る「ファイナル」3作目 地上波のみで6月21日に再放送

田村正和さん演じる古畑任三郎 (C)フジテレビ/共同テレビ
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田村正和さん演じる古畑任三郎 (C)フジテレビ/共同テレビ

 故・田村正和さん演じる刑事・古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを、卓越した推理力で解いていくフジテレビの人気ドラマシリーズ「古畑任三郎」。1994年の放送開始から30周年を迎えたことを記念して、フジテレビの平日午後1時50分~3時45分の再放送枠「ハッピーアワー」で放送している(関東ローカル)。今回のシリーズ再放送の大トリを飾る、6月21日放送の「ファイナル」シリーズ3作目を紹介する。

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 ◇「古畑任三郎ファイナル『ラスト・ダンス』」(6月21日午後1時50分~3時45分)

 俳優の松嶋菜々子さんらがゲスト出演した2006年1月5日初放送の「古畑任三郎ファイナル『ラスト・ダンス』」を放送。出演は田村さん、松嶋さん、西村雅彦(まさ彦)さん、小日向文世さん、石井正則さん、松金よね子さんら。脚本は三谷幸喜さん。同回は配信されておらず、地上波のフジテレビのみの再放送となる。

 物語は……颯爽とテレビ局の廊下を歩く加賀美京子こと大野かえで(松嶋さん)。すれ違うスタッフは皆一様に売れっ子の作家であるかえでにあいさつする。かえでが手がけた連続ドラマの完成披露試写が行われ、作品の出来に満足の様子だった。

 大勢の関係者がいる打ち上げ会場の壇上で、かえではスピーチしていた。派手目なメーク、俳優を思わせるような衣装。社交的な彼女はいつも華やかなスポットライトを浴びていた。

 高級マンションの一室ではもみじ(松嶋さん、二役)がパソコンの前でキーボードをたたいていた。化粧もせず、地味な装いのもみじはかえでの双子の姉であり、もう一人の加賀美京子。外出も滅多にせず不器用で、妹のかえでとは大違いだった。

 カフェテラスでは、ダンスの教本を手に古畑(田村さん)が座っていた。車が止まり、かえでが駆け寄る。古畑は、かえでが手がけた連続ドラマの監修を務めており、以前からかえでと面識があった。今回は次回作の打ち合わせに来ていた。

 古畑はかえでの魅力にすっかりとりこになったようで、実は、打ち上げの日、2人はダンスホールへと抜け駆けしていた。2人でチークダンスを踊り、華麗に踊るかえでに対して、慣れないステップの古畑は、つい足を踏んでしまう……。バランスを崩したかえでを助けようとして2人は抱き合ったまま……。

 かえでは急に姉もみじに呼び出され、早々に店を去る。戻りを待っていた古畑だったが、このときすでに計画は実行されていた……。

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