終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第84回が7月25日に放送され、涼子(桜井ユキさん)と玉(羽瀬川なぎさん)が本音をぶつけ合う場面に、視聴者が注目した。
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第84回では、優未(竹澤咲子ちゃん)と稲(田中真弓さん)に留守番を頼み、喫茶店「ライトハウス」を訪れた寅子。涼子を自由にしたいという玉から、近くの更生指導所に入れるよう力添えしてほしいと頼まれたが、これは涼子と玉の問題だと判断し、2人で話し合うよう促した。
玉は、涼子に仕え始めた日から十分すぎるくらい良くしてもらったと感謝し、「私がいなければお嬢さまは今頃、自由な世界で、なりたい何かになれていたはず。私が中途半端に生き残ったばかりにこんな目に……」と吐露。すると涼子は「おぞましいことをおっしゃらないで!」と声を荒らげ、「私はあなたにしてもらったことを返しているだけよ」と告げた。
そして、母の寿子(筒井真理子さん)が亡くなる直前に話した「さみしゅうございますのよ? お屋敷でただ一人時間だけをつぶす日々は……」という言葉が忘れられず、一人になる怖さから、玉をいつまでもそばに置いてしまったと告白。「もっと早くあなたをお故郷(くに)に帰しておけば、きっといいお方と一緒になっていたはず。英語を生かした仕事に就いていたかもしれない。それを、私が奪ったのです」と悔やんだ。
玉が「奪われてなんていない!」と返すと、涼子は「私今とっても幸せよ」「どんなに大変でも玉と生きていくことが幸せなの」と本音を伝える。
本心を押し殺す玉に、寅子が「せめて2人が対等であってほしい。全てを諦めてほしくない」と声をかけると、玉は英語で「あなたなしの人生は考えられない。私の親友になってくれませんか?」と涼子に問いかけた。涼子も英語で「あなたはもう親友ですよ」と返し、互いに泣きながら強く抱きしめ合った。
2人が“親友”になった場面に、SNSでは「お互いが本音で話せてよかった」「英語だと敬語にならないで、素直な思いを伝えられるんだね」「あまりにも美しいシスターフッド」「涼子さまと玉ちゃんの高潔で美しい関係に胸を打たれた」「主従関係から対等な親友になる展開が見事すぎて朝から大号泣」といった声が上がった。
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