イラストレーターで俳優のリリー・フランキーさんが、9月30日にスタートする橋本環奈さん主演の2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」の語りを務めることが8月29日、明らかになった。
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リリー・フランキーさんは「あの頃は、大きな喪失感に包まれていました。でも、それと同じくらいの優しさや、人々のつながり、そして文化も生まれていたのです。その時代を丁寧に見つめ、紡いだこのドラマに敬意を表するとともに、参加できますことを誇りに思います」とコメントを寄せた。
土曜版のナレーションは、同局の高瀬耕造アナウンサーが担当することも発表された。2023年度後期の朝ドラ「ブギウギ」の語りを担当した高瀬アナは「“BK 朝ドラ”(大阪局制作の連続テレビ小説)に2年連続で関われることの喜びをかみしめています。橋本環奈さんと紅白歌合戦でご一緒した際『大阪でお待ちしています』とお伝えしていましたので、再会できて本当にうれしかったです。橋本さん演じる結が激動の平成をどう生きていくのか、あの頃の自分を重ね合わせながらご覧ください」と呼びかけた。
制作統括の宇佐川隆史さんは「『平成を語るひと』そう考えたとき、真っ先に思い浮かんだ方がリリー・フランキーさんでした。リリーさんのぬくもりと人間味あふれる語り口は、平成を背景にした『おむすび』の物語に、より一層の親しみや感動を与えてくれると確信しています」と期待を寄せた。
高瀬アナについては「『ブギウギ』に続き、『おむすび』でも高瀬アナウンサーが参加。昭和から平成へ――朝ドラを愛する高瀬アナの声が、土曜日の朝を優しく飾ります」とアピールした。
「おむすび」は、NHK連続テレビ小説の第111作。元号が「平成」に変わった日に生まれたヒロイン・米田結(よねだ・ゆい、橋本さん)が、福岡でギャルとして育ったあと、あるきっかけから関西で管理栄養士を目指す……という“平成青春グラフィティー”。NHKのドラマ「正直不動産」などで知られる脚本家・根本ノンジさんのオリジナル作品となる。
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