良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」。9月1日に放送された第33回「式部誕生」では、道長(柄本佑さん)に頼まれ、彰子(見上愛さん)が暮らす藤壺に住み込みで働き始めたまひろ(吉高さん)の姿が描かれた。彰子とまひろのひそかな心の交流もあったが、まひろ役の吉高さんが中宮彰子について語った。
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第33回では、まひろは早速、物語の続きを書こうとするも、宮中での暮らしに慣れず、思うように筆は進まない。悩んだまひろは、道長の反対を押し切り、家に戻って執筆することに。この頃、一条天皇(塩野瑛久さん)の命で除目の儀に復帰した伊周(三浦翔平さん)が不穏な動きを見せ始めていた。
数カ月後、書き進めた物語を持って藤壺を訪ねると、彰子は徐々にまひろに心を開き、「帝がお読みになるもの、私も読みたい」と物語に興味を示す。そして一条天皇もまひろに会いに藤壺へ……と展開した。
吉高さんは「わりとまひろは、人間味のある人たちばっかり見てきたと思うし、自分もそうだと思うし、人々の生活とか暮らしの中で何も知らない人と出会うっていうのも初めてだと思うし、何も表に出さない、感情もそうだし、表情もそうだし、意志もそうだし、そういう人にどう触っていいのか分からない、初めて見たものを触るような感覚なのかなと思ったりとかした」と話す。
一方で、まひろにだけ心を開いていく彰子との関係性については「誰にも見えない関係性を築いていくっていうのがまひろにとってもすごく初めての経験で、ちょっと一喜一憂もあると思います」とも推測。「これがうれしいのか、これは違ったのかっていうのがあると思うんですけど、やっぱり誰かの特別な人になれたっていう感覚は、誰でもうれしいんじゃないかなっていうふうに思いますし、ききょうさんを思い出しましたね。中宮定子さんにお仕えしたときの、ききょう激推し爆誕回があったじゃないですか、あの感覚かって。あれとはまた熱量がちょっと違いますけど、内に秘めた熱意は、まひろにもここからコツコツと、フツフツフツと上がっていくんじゃないかなっていうふうに思いました」と結論づけた。
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