終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第119回が、9月12日に放送され、 がんを患い寝たきりになった多岐川(滝藤賢一さん)に、視聴者から心配の声が上がった。
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第119回では、昭和45(1970)年3月、度重なる学生運動や凶悪化する少年犯罪に対応するため、国会で、遅くとも5月までに少年法改正について法制審議会に諮問を行うという答弁が行われた。“ライアン”こと久藤(沢村一樹さん)は、寅子(伊藤さん)ら部下たちの前で「刑罰を強化すれば非行少年は生まれない? まったくもってナンセンスだと思わない?」と述べた。
同じ年の6月、少年法の厳罰化の流れは止められず、桂場(松山ケンイチさん)は久藤を呼び出し、「少年法部会が組織され、議論が始まる。法務省にこちらから推薦する人選を頼む」と告げた。
久藤から渡された「少年法改正要綱」を読んだ寅子は、「ありえない」と激怒。寅子は、多岐川がかつて口にした「法律っちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が幸せになるためにあるんだよ」という言葉を思い出した。
場面は変わり、病状が悪化し、ほとんど寝たきりの状態になった多岐川の姿が映し出される。すっかり衰弱した様子の多岐川が、病床から庭を眺める場面で第119回は幕を閉じた。
SNSでは「心配だ」「パワフルだった頃の多岐川さんを思い出すとつらい」「少年法改正問題、多岐川さんも戦いたかっただろうな……」「さらに悪化してる。明日が怖い」「超リアルなやつれ具合に、短時間ですが呼吸するのを忘れました。滝藤賢一さんのすごみを改めて感じます」といった声が上がっていた。
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