吉高由里子さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)。9月22日放送の第36回「待ち望まれた日」では、一条天皇(塩野瑛久さん)の中宮・彰子(見上愛さん)の出産が描かれた。彰子の母・倫子役の黒木華さんが思いを語った。
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第36回では、彰子がついに懐妊。宮中が色めき立つ中、まひろ(吉高さん)は彰子から、天皇に対する胸の内を明かされる。出産が近づくにつれて不安を抱える彰子に、頼りにされるまひろ。他の女房らに嫉妬されつつ、道長(柄本佑さん)から新たな相談を受ける。
やがて彰子は出産の日を迎える。安産を願って読経を続ける僧や女房、道長や“シンパ”の公卿たちに、“もののけ”にとりつかれたのか、奇声を上げる巫女。その裏では、彰子を呪詛する伊周(三浦翔平さん)の姿があったが、彰子は無事に皇子を産んだ。
彰子の懐妊について、黒木さんは「うれしいですよね。(彰子が)あんなに幼かったころに倫子もそれなりの覚悟を決め、道長についていき、自分の愛する子供をいけにえという形で入内させ、やっぱりうまくいかなかったことのほうが多いので。若いころですし、それがこういうふうに明るくなったりとか、帝の寵愛をきちんと受けることができて子供ができるっていうことは本当に喜ばしいし、夫婦としての一つの目標がやっとかなったなっていう感じがしましたね」と明かす。
それでも“母として”「情けないんですけど、やっぱり倫子ができることってすごく少なくて」と認めつつ、「教育だったり、そういうものはまひろさんだったり、赤染衛門がやってくれているので、せりふにも『何もしてやれなかった』っていうことばがありますけど、でも倫子はやっぱり産んだ母として、なんとか安心できる場所であればいいなとは思っているとは思うんですけどね」と吐露。「でも母である前にというか、左大臣(藤原道長)の妻としての行動とかがたくさんあったので、その分では、彰子の幸せを願っているのはもちろんですけど、何かしてあげられることがあったのかとか、してあげられていたのかなという思いはあるのかなと思いました」と語った。
また、彰子に仕えるまひろについては、「年齢の変化だったり、時の流れの変化というものは感じましたかね。あの頃のまひろさんではない服装もそうですし、たぶん殿(藤原道長)から聞いているお話だったりとかで、物を書くということで認められるじゃないですけど、そういう方って、たぶんサロンのときも認めていたと思うんですけど、その中でまた再会できたということが大きく違ったかなと思いますね」と話した。
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