明日の虎に翼:最終週を振り返る 美佐江/美雪との対峙、歴史を塗り替える判決 最後は寅子と桂場で「法とは何か」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」最終週の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」最終週の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)。9月28日は最終週「虎に翼」(9月23~27日)を振り返る。

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 「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインとその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。

 最終週では、寅子は、新潟地家裁に赴任中に出会った高校生・美佐江(片岡凜さん)の娘・美雪(片岡さんの一人二役)と対峙(たいじ)。「どうして人を殺しちゃいけないの?」と美佐江と同じことを口にした美雪の前で、20年越しの“答え”を出すと、今度は恐れずに対話を求め続け、美雪を“母の呪縛”から解いてみせる。

 一方、美位子(石橋菜津美さん)の事件を担当するよね(土居志央梨さん)、轟(戸塚純貴さん)は、いよいよ最高裁の大法廷に立つ。よねは信念を曲げることなく、いつもの調子で熱弁を繰り広げた。

 結果、原判決が破棄され、懲役2年6月、執行猶予3年で美位子は服役を免れる。「尊属殺に関する刑法200条は、普通殺に関する刑法199条の法定刑に比べ、著しく差別的であり、憲法14条1項に違反して無効である」とし、昭和25(1950)年の合憲判決から23年の時を経て、よねたちは歴史を塗り替える判決を勝ちとった。

 やがて横浜家裁の所長に抜てきされる寅子。女子部のなつかしい面々が「笹竹」に集まり、寅子を祝うが、そこに姿を現したのは定年を迎えて最高裁長官を退任し、裁判官人生に幕を下ろした桂場(松山ケンイチさん)だった。

 寅子は桂場に近づき、以前と変わらず「法とは何か」を議論するが……と展開した。

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