海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
仲野太賀さん主演で、2026年に放送されるNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」。“天下人”の弟・豊臣秀長(仲野さん)を主人公とした3年ぶりの戦国大河で、秀吉役を池松壮亮さんが務めることが先日、明らかにされた。長い歴史を誇る大河ドラマで、池松さんより前に誰が秀吉を演じてきたのか。記憶に新しいのが、2023年の「どうする家康」のムロツヨシさんだが、ムロさんを含む大河“秀吉俳優”史をたどってみたいと思う。
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1963年に始まったNHK大河ドラマで、“戦国もの”とされるのは、「豊臣兄弟!」で22作目。最初の戦国大河は1965年の「太閤記」で、このときは緒形拳さんが、主人公の秀吉を演じた。
次に秀吉が大河ドラマに登場したのは、1969年の「天と地と」。同作で浜田光夫さんが秀吉役を務めると、その後は1971年の「春の坂道」で中村芝鶴さん、1973年の「国盗り物語」で火野正平さん、1981年の「おんな太閤記」で西田敏行さん、1983年の「徳川家康」で武田鉄矢さん、1987年の「独眼竜政宗」で勝新太郎さんが“秀吉俳優”として大河ドラマの歴史に名を刻んだ。
いずれも「名優」と呼ぶにふさわしい役者ばかり。ちなみに1978年の「黄金の日日」では、“初代”の緒形さんが秀吉役で再登板している。
平成以降の大河ドラマに目を向けると、藤岡琢也さん(1989年「春日局」)、仲村トオルさん(1992年「信長 KING OF ZIPANGU」と1993年「琉球の風」)、竹中直人さん(1996年「秀吉」と2014年「軍師官兵衛」)、香川照之さん(2002年「利家とまつ」)、柄本明さん(2006年「功名が辻」)、笹野高史さん(2009年「天地人」)、岸谷五朗さん(2011年「江~姫たちの戦国~」)といった名前が並ぶ。
仲村さんと竹中さんは、緒形さん同様、大河ドラマで秀吉を二度演じたが、印象の強さでいえば、そのものズバリの「秀吉」で主演を務めた竹中さんの方に軍配は上がる。実際、「大河で秀吉」と聞いて、竹中さんのことを思い浮かべる視聴者も多いことだろう。
そして、2016年の「真田丸」では、小日向文世さんが当時、“目が笑っていない”秀吉として大きな注目を集め、2020年の「麒麟(きりん)がくる」では、佐々木蔵之介さんが、持ち前の人懐っこさと勤勉さを武器に頭角を現していく長身で面長な秀吉に扮(ふん)し、人気を博した。
まだまだ記憶に新しい「どうする家康」のムロ“秀吉”だが、劇中では欲望の塊で、それを全開で表現し、全力で追い求めた男として描かれた。ムロさん自身も常に「狂気」をまとい、底知れない「恐怖」を視聴者に与え続けた結果、いつしか視聴者から「大河ドラマ歴代最恐」との声も上がるように。
そんなムロさんの“後任”となる池松さんは果たして、どんな秀吉像を見せてくれるのか。
「豊臣兄弟!」の制作統括・松川博敬さんは「納得の人選」とした上で、「信長役が『サル!』と心から言える人でないと。身長とか、(仲野さんとの)サイズ感も条件でしたし、二人のコンビネーションがこのドラマでは大事なので、何よりもそこを重視しました」と起用を理由を語っていたが、再来年、再び秀吉にスポットが当たるのは、間違いないだろう。
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