良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
2025年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」のヒロイン発表会見が10月29日、NHK大阪放送局で行われ、ヒロインを高石あかりさんが務めることが明らかになった。制作統括の橋爪國臣さんが会見後に取材に応じ、高石さんを選出した理由などを語った。
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ヒロインオーディションは、今年6月から募集が始まり、2892人が応募。応募者数は2025年度前期の「あんぱん」、2021年度後期の「カムカムエヴリバディ」についで3番目に多かった。書類選考、動画選考、面談、最終審査のカメラテストなどを経て、9月に高石さんに決定した。
オーディションを振り返り、橋爪さんは「高石さんが入ってきた時に『この子なんだな』と思わせるぐらいの輝きを放っていた」と絶賛。「衣装を着てもらって、カツラをつけてもらって、メークをしてセットの中に入って、ふじきみつ彦さんが書いた台本を演じていただいたのですが、高石さんはお芝居をしているというよりは、本当にそこに住んでいるように思えてきたんです」と語った。
最終審査には、高石さんを含めた9人が残ったといい、「本当に芝居力が高い人から9人を選んだ感じです。今回は自然体の演技ができる人を探していて、そこに本当に生きていると思わせることを基準にさせていただきました。9人とも素晴らしく、誰でも朝ドラヒロインになれるようなお芝居だったと思います。その中で、正解不正解ではなくて、この子を一番長く見たいなと思わせたのが高石さんでした」と振り返った。
9人の中には、知名度が抜群に高い俳優もいたが、「ヒロインの知名度に関しては、ほとんど気にしていなかった」といい、「自分たちが一緒にやりたいと思う人を選びました。朝ドラのオーディションはそれができる、すごくありがたい場だと思っていましたし、良い作品を作るということを、まず第一に考えました」と明かした。
「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツがヒロインのモデル。外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが、脚本を担当する。
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