おむすび:ナベさんが“ギャル靴”制作 初めて見せた前向きな姿に視聴者感動「笑顔に泣けた」「止まっていた時間がついに動き始めた」

連続テレビ小説「おむすび」第51回の一場面(C)NHK
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連続テレビ小説「おむすび」第51回の一場面(C)NHK

 橋本環奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第51回が12月9日に放送された。同回では、靴職人の“ナベさん”こと孝雄(緒形直人さん)が初めて前向きな姿を見せ、視聴者の間で話題になった。

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 孝雄は、阪神・淡路大震災で一人娘の真紀(大島美優さん)を亡くして以来、生きる希望を失い、さくら通り商店街で孤立。真紀の親友で、現在は古着バイヤーとして働く歩(仲里依紗さん)は、中古の靴を仕入れ、孝雄にリメークしてもらい、販売するアイデアを思いつく。しかし孝雄は、歩の依頼をなかなか受け入れてくれなかった。

 第51回では、仕事で急きょ日本を離れ、ロサンゼルスに行くことになった歩は、結(橋本さん)から「真紀ちゃんのお父さんに頼もうとしとった靴はどうするん?」と聞かれ、生前の真紀が話していたことを結に伝えた。

 結は孝雄のもとに大量の靴を持って出向き、「靴の修理、やっぱりやってください」と頼み込む。続けて、真紀が孝雄のことを「日本一の靴職人」と自慢していたこと、仕事している姿が一番かっこいいと話していたことを明かし、だからこそ歩は孝雄に靴の修理を頼んだのだと告げた。

 翌朝、ロサンゼルスに旅立つ前に、歩は真紀の墓にあいさつに行く。すると、そこに孝雄が現れ、「試しに1足だけ作ってみた」とリメークした靴を見せた。歩は「めっちゃいい」「想像以上」と、その出来栄えを絶賛。孝雄が「こない派手な靴、誰が履くんや」と尋ねると、歩は「真紀ちゃんやったら喜んで履く。だって……ギャル目指しとってんから」と答えた。

 孝雄が「何や、ギャルって」と問うと、歩は、自分の好きなことを貫いて、周りにどう思われようと、自分の人生を心から楽しむ人たちだと説明。歩は、真紀との約束を守ってギャルになったおかげで、悲しくて寂しくて泣きそうになることもあるが、なんとか笑えるようになったと伝えた。そんな歩に、孝雄は「あと19足やな。それよりもっとええのん作って、がっぽり請求したるわ」と笑顔を見せた。

 初めて前向きな姿を見せた孝雄に、SNSでは「ナベさんの笑顔に泣けた」「祝! ナベさん復活」「やっと笑顔が見れたし、前向きになれて良かった」「あの日から止まっていた時間がついに動き始めた」「さすが日本一の靴職人。初めての仕事でもキッチリこなしてくるねぇ」といった声が上がっていた。

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