西岡良仁選手:全豪OP「一緒にいる人が増えて、良い意味で重圧」

西岡良仁選手=WOWOW提供
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西岡良仁選手=WOWOW提供

 2025シーズンのグランドスラムの第1戦、「全豪オープンテニス」が1月12日に開幕。WOWOWでは今年最初のグランドスラムを連日生中継し、WOWOWオンデマンドでは全コート・全試合をライブ配信する。昨年12月にフリーアナウンサーの檜山沙耶さんとの結婚を発表した男子シングルスの西岡良仁選手が、WOWOWのインタビューに応じ、意気込みを語った。

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 --まずはおめでとうございます。結婚して新シーズンを迎えますが、心境の変化はありますか?

 ありがとうございます。(ATP250)ブリスベンも(ATP250)アデレードも一緒でしたが、大きな違いは感じることはないです。ただ今まで「自分ひとりで頑張る」ということに重きを置いていましたが、一緒にいる人が増えて、良い意味で重圧があります。一緒についてきてもらって、サポートしてもらって、すごくいいなと感じる瞬間が多々ありました。新しい気持ちの2025年だなと思います。

 --オフシーズンをどのように過ごし、どのようなトレーニングを行いましたか?

 10月の(ATP1000)上海でケガをして、1カ月ほどオフがありました。テニスをプレーできない期間が長かったので、(他の選手のような)「11月にオフをして12月オンシーズンに入る」というパターンを早めるかという話をして、10月をまるまるオフシーズンと考え、その後トレーニングをしていきました。

 ただまったく試合に出ないとなると、全豪まで約3カ月間あったので、(ATPチャレンジャー)四日市には出場しようとなりました。四日市に出てみると、調整はしているものの、身体のずれというか、右の腹筋の肉離れをしたことによってその部分をかばってしまうなど、動きの誤差がありました。あそこで試合をしてよかったと思っています。出場していなければこの時期にまた身体を痛めていた可能性もあったと思います。 リハビリもかねて四日市でいろいろやってみたときに、腰が痛くなりました。もちろん今はそこまで影響はないです。身体の調整など四日市でできてよかったです。

 --今シーズンが始まりましたが、体の調子はいかがですか?

 テニスはとても良い形で入れています。(ブリスベンの)ラフェチュカ戦もすごく惜しかったですね。(自身の)テニスはもちろん良くなっていますけど、全体のレベルも上がっているので、どうしても押されるパターンは多くなってきます。その中でも上の選手たちとどのように戦っていくか、良いプレーが増えてきていると思っています。

 試合の流れのゲームメイクは昔から良いところがあると思っているので、そのあたりはしっかり使いつつ、昨年からフォアハンドを変えるなど調整してきているものが少しずつ変化してきています。先週は(アデレードで)コキナキスがすごく良い試合をしてきて、チャンスもあったと思いますが、終始彼が良いプレーをしてきたので敗退しました。自分が悪いテニスをしたわけではなく、相手がとてもよかったというパターンが多いです。自分のテニスが悪いという認識ではなく、どちらかというと良い形でどんどん仕上がってきているかなと思います。

 --1回戦の相手ですが、予選上がりの選手(A.ドゥガズ)です。情報などはありますか?

 サーブが良いときいています。アベレージ速度が約180kmだったので、ビッグサーブというよりも、コントロールや球種を混ぜるのが上手い選手なのかなと思います。最高速度は約210kmでアベレージから約30㎞差があると考えると、(球種を)うまく使い分けて、左利きの優位性を上手く使える選手なのではないかと思います。ストロークはクレーっぽいストロークかなと思います。フォアハンドはスピン系で、バックハンドも中には入りますけどそこまで大きなビッグショットではなさそうです。後ろでしっかりと頑張るテニスをやってくるのではないかなと思っています。

 --勝つために心がけていることはありますか?

 主導権を握られるパターンが、(相手が)良いサーブから入ったときのみだと思います。ストローク戦ではあまりやられることはなさそうなので、焦らず少しずつ主導権を握っていきたいです。無理する必要もそこまでないと思うのですが、対戦経験がないためスタートはまず様子を見ます。どこまで相手が自分を押してこられるか、押されるのであれば対応を変えますが、押されないのであれば、リスクを減らして相手をコントロールしながら、相手に無理やりやらせるようなパターンにします。

 --意気込みを教えてください。

 昨年はグランドスラムでなかなか勝てなかったので、今年はグランドスラムでもしっかりと点(ポイント)を稼ぎたいです。グランドスラムで勝てないとランキングが上がらないので、グランドスラムに重きをおきたいです。また30位以内にランキングを戻すという目標を持ってツアーを回っていきたいです。

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 全豪オープンでは、男子シングルスに錦織圭選手、西岡選手、ダニエル太郎選手、女子シングルスに大坂なおみ選手、内島萌夏選手、日比野菜緒選手が出場。WOWOWでは1月12~26日(日)WOWOWで連日生中継。WOWOWオンデマンドでは全コート・全試合をライブ配信する。

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