緊急取調室 (2025)
最終話 蒼い銃弾
12月18日(木)放送分
元「乃木坂46」で俳優の山下美月さんが、WOWOWで7月にスタートする連続ドラマW-30「殺した夫が帰ってきました」で主演を務めることが分かった。山下さんが連ドラで単独主演を務めるのは初めてで、WOWOWの連ドラ出演も初となる。壮絶な過去を秘めた主人公を演じる。
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2021年に小学館から刊行された桜井美奈さんの同名小説が原作のサスペンス・ミステリー。主人公・鈴倉茉菜(すずくら・まな、山下さん)は、DV夫を殺した秘密を隠しながら、夢だったデザイナーへの第1歩を踏み出した。しかし、ある日突然、殺したはずの夫が記憶をなくした状態で現れ……と展開する。全6話。WOWOWプライム・WOWOWオンデマンドで放送・配信される(第1話は無料放送・配信)。
「イチケイのカラス」シリーズや「ブルーモーメント」(共にフジテレビ)などを手掛けてきた浜田秀哉さんと、「ライオンの隠れ家」(TBS)で注目を集めた若手気鋭の一戸慶乃さんの2人が脚本を担当。監督は、ドラマ「体感予報」(MBS)や映画「東京遭難」(2023年)などの加藤綾佳さんがメガホンをとる。
山下さんは「WOWOWのドラマ作品は、とても丁寧に作られている印象で、初出演することができてとてもうれしかったです。頼りない主演だったと思いますが、自分の未熟さをスタッフの皆様が映像を通して素敵に活(い)かしてくださったと感じております」とコメント。
撮影を振り返り「監督に現場やモノローグ収録でよく言われたのが、“感情をなるべく出さないでほしい”ということでした。茉菜はストーカーに襲われた時ですら、大きな声で助けを求めることができません。一度も泣き喚いたり、叫んで取り乱したりしないんです。ただ、生きているだけ。人生をつまらないと思っている訳ではなく、自分のような人間が存在していてはいけないと信じているからです。このまま息ができなくなってしまうのではないか、と思うほど、寒さが厳しい日に泥の上にはいつくばっていた時は、意識が遠のいていくのがすごくリアルでした」と話した。
視聴者に向けて「観(み)てくださる方それぞれの受け取り方があると思います。茉菜の味方になってほしいというわけではなく、この作品を通して自分がこの世に存在しているという認識が、より濃くなるような作品になってほしいです。闇の中にある光を、ぜひこの作品から見つけていただけますと幸いです」と呼びかけた。
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