お笑い芸人のバカリズムさんが脚本を担当し、俳優の山田裕貴さんが主演を務める映画「ベートーヴェン捏造」(関和亮監督、9月12日公開)の新たな場面カットが8月15日、解禁された。古田新太さん演じる“小汚い愛されオヤジ”のベートーヴェンと周囲の“濃ゆい”キャラクターたちを切り取ったカットとなる。
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かげはら史帆さんの歴史ノンフィクション「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」(河出文庫)を実写映画化。ベートーヴェンの秘書を務め、死後に伝記も記したシンドラーが、聴力を失ったベートーヴェンが使った会話帳を大幅に改ざんしたスキャンダルをテーマとしている。
解禁されたカットは4点。シンドラー(山田さん)とベートーヴェン(古田さん)の“運命”の出会いのシーンは、原作者のかげはらさんが、「バカリズムさんの脚本の解像度が高くてびっくりしました!」と絶賛した、握手を交わすシンドラーの「(ベートーヴェンの手は)少しニュルっとしていた」というバカリズムさんオリジナルのモノローグにあるように、ベートーヴェンがボサボサの頭にほこりまみれのコートで、気さくにシンドラーに会話帳を差し出している。憧れのアーティストがこの格好で現れたら少しがっかりするシンドラーの気持ちが分かる姿だ。
ベートーヴェンが“鬼の形相”でテーブルの卵を手に振りかぶる写真も。実際に、ベートーヴェンはカッとなると食べ物など手近にあるものを投げつけていたという。ベートーヴェンを語るのに欠かせない甥(おい)のカール(前田旺志郎さん)とのカットや、病に臥したベートーヴェンのためにもう一人の弟、ヨハン(小澤征悦さん)や旧友のブロイニング(生瀬勝久さん)が手取り足取り遺言状作成の手伝いをするカットも解禁された。
56歳で生涯を閉じると、葬儀には2万人近くの関係者や市民が集まり、盛大に見送られたベートーヴェン。“完璧な天才”ではなかったかもしれないが、音楽以外にも人々を引きつける魅力のある人物だったのかもしれない。
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