お笑い芸人のバカリズムさんが脚本を担当し、俳優の山田裕貴さんが主演を務める映画「ベートーヴェン捏造」(関和亮監督、9月12日公開)の本編映像が公開された。山田さん演じるシンドラーと、古田新太さん演じるベートーヴェンの“運命”の出会いを切り取った約4分の本編映像となる。
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かげはら史帆さんの歴史ノンフィクション「ベートーヴェン捏造 名プロデューサーは嘘をつく」(河出文庫)を実写映画化。ベートーヴェンの秘書を務め、死後に伝記も記したシンドラーが、聴力を失ったベートーヴェンが使った会話帳を大幅に改ざんしたスキャンダルをテーマとしている。
エリートとして将来を嘱望される大学生だったシンドラー。だが、学生運動に傾倒しすぎて逮捕され、バイオリニストとして生計を立てる毎日を過ごしていた。ある日、出席したパーティーで、少年時代から憧れていたベートーヴェンを見かける。ファンであるシンドラーの胸は高鳴るが、実際のベートーヴェンは重厚感のある楽曲とは真逆で、長身でダンディーな姿を想像していたシンドラーの目線の先にいるのは、いわく、「ちっちゃくて小汚い中年男性」だった。
露骨にがっかりした表情を浮かべたシンドラーだったが、逆に「あんなに小汚いおじさんが、あの素晴らしい名曲の数々を生み出したなんて!」と思い直し、満面の笑みでベートーヴェンに近づく。背後から声をかけるもベートーヴェンは無視。「俺みたいな見ず知らずの若造なんて、目も合わせてもらえないんだ……なんだよこいつ、大物ぶりやがって!」「お前のうわさ、言いふらしてやっからな!」と心の中で毒づくシンドラー。
肩を落として立ち去ろうとしたシンドラーを劇場スタッフが呼び止めたことでベートーヴェンがシンドラーに気づき、「これに書いてもらえる?」と気さくな笑顔で手にしていた会話帳を差し出す。そこで、ベートーヴェンが耳を患っていたことを思い出したシンドラーは、「学生の頃からあなたの大ファンです」と会話帳に記し、熱い思いを伝えた。
そんなシンドラーに対し、うれしそうに「へえ、ありがとう!」と笑顔で握手を求めるベートーヴェン。憧れの人の“神対応”に感激し、熱い握手をかわすシンドラー。「少しニュルッとしていたけど……うれしかった!!」という感想と共に、「魔法にかかったかのように、彼のとりこになった」というモノローグが流れる。
さらにベートーヴェンはシンドラーに「秘書にならないか」と勧誘する。初対面のファンを秘書に誘うという“距離感ゼロ”のベートーヴェン。それを真に受けて「ぜひ!」と即答するシンドラー。ベートーヴェンを見かけてからの情緒の乱高下がすさまじく、無邪気に憧れの人への感動をあらわにする様子が可愛らしくもあるシンドラーと、世界的な音楽家でありながら気さくなベートーヴェン。現代まで続く音楽史上最大の捏造(スキャンダル)へとつながる“運命”の出会いのシーンが、バカリズムさんならではのクスッと笑えるせりふで描写されている。
今作は、大型LEDディスプレーに背景3DCGを表示し、その前で被写体を撮影するという最先端技術を駆使したバーチャルプロダクションでの撮影を実施。日本に居ながらにして19世紀のウィーンの世界を再現した。さらに、劇中ではベートーヴェンの名曲を全編に使用。リアルな映像と映画館ならではの音響で聴くベートーヴェンの名曲で目と耳から楽しめる新たな映画体験を提供している。
映画「ベートーヴェン捏造」本編映像
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