花田虎上:元横綱、頭から当たる相撲で硬直性脊椎骨増殖症を発症 後遺症でゴルフができなくなるも「仕方ないかな」と 「徹子の部屋」で

9月1日放送の「徹子の部屋」に出演した花田虎上さん=テレビ朝日提供
1 / 1
9月1日放送の「徹子の部屋」に出演した花田虎上さん=テレビ朝日提供

 元横綱・若乃花の花田虎上(まさる)さんが、9月1日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。病気やその後遺症、元横綱の曙太郎さんとの思い出などを語った。

あなたにオススメ

 相撲をしていたことで、本来存在しない骨組織が形成される硬直性脊椎骨増殖症を患った。相撲では頭から当たり合うが、「何が原因だったかが分かり、防ぐことができるので今はだいぶん楽ですが、昔は痛みが伴って突然街で歩けなくなったり、痛み止めを常に持ってないと生活できなかったりしたんです。後遺症が多いので、私はゴルフができなくなってしまって。(横綱になった代償として)仕方ないかなとは思う」と語る。

 一時期は頭痛で目から涙がずっと出てきたこともあった。「検査をして、いろいろなことも分かってきた」と右脳にダメージもあったという。リハビリは「腕立て伏せとか、負担にならないように」していると話した。

 曙さんは同期生だった。最後に会ったのは、2024年に亡くなる2年ほど前。仕事で会いに行った。見舞いに行く前、「花田さんを全く思い出せないかもしれない。それを覚悟して行ってください」などと言われた。曙さんは相撲の話は大好きで、あとのことは全部忘れていた。「私、覚えてる?」「覚えてるよ」とはっきりしていたので、曙さんの家族も驚いたほどだった。「憎めない。日本人にはない明るさがあった」と在りし日をしのんだ。

 曙さんはお酒を「すごく飲みます。瓶を1本、ジョッキに入れて、乾杯ってやるんですね」といい、「私と(大関だった)魁皇と曙で初めて飲みに行った時に、乾杯、うおーっ、と全部飲むんです。私は途中で無理だったんですけど、2人はそのような調子で飲んでいくんです。私もお酒は強い方ですけれど、彼らに比べると足元にも及ばないくらい」と舌を巻いた。

テレビ 最新記事