べらぼう:第36回視聴率7.4% 恋川春町の最期は豆腐の角に頭ぶつけて クソ真面目な戯作者として逝く

大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のロゴ (C)NHK
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大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」のロゴ (C)NHK

 俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマべらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第36回「鸚鵡のけりは鴨(おうむのけりはかも)」が、9月21日に放送され、平均視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)は世帯7.4%、個人4.3%だったことが分かった。

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 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。

 第36回では、蔦屋の新作「鸚鵡返文武二道(おうむがえしぶんぶのふたみち)」「天下一面鏡梅鉢(てんかいちめんかがみのうめばち)」が飛ぶように売れる。

 定信(井上祐貴さん)は、蔦重(横浜さん)の本に激怒し、絶版を言い渡す。喜三二(尾美としのりさん)は、筆を断つ決断をし、春町(岡山天音さん)は呼び出しにあう。そして蔦重は、南畝(桐谷健太さん)からの文で、東作(木村了さん)が病だと知り、須原屋(里見浩太朗さん)や南畝とともに、見舞いに訪れ……と展開した。

 後半、自害した春町の亡骸と対面した蔦重は、その頭に豆腐のカスがついていることに気づく。戯作者や狂歌仲間が集まった席で、春町は自ら腹を切った後、桶に入った豆腐に頭を突っ込んで=豆腐の角に頭ぶつけて絶命したことが明らかになる。

 喜三二は春町の死に様について言及。「戯作者だから。真面目な、クソ真面目な男だったじゃない……。ふざけるのも真面目でさ。恋川春町は最後まで戯けねえとって考えたんじゃねえかな」と泣き笑いで理由を語った。

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