良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の横浜流星さん主演のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合、日曜午後8時ほか)の第46回「曽我祭の変」が、11月30日に放送され、定信(井上祐貴さん)たちの間者となっていた大崎(映美くららさん)が、一橋治済(生田斗真さん)から毒入りまんじゅうを食わされ、命を落とすという衝撃の展開が描かれた。定信たちよりも一枚も二枚も上手だった治済として「ワクワクした」という生田さんが同回を振り返った。
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「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は64作目の大河ドラマで、日本のメディア産業やポップカルチャーの礎を築いたとされる蔦屋重三郎(略して“蔦重”)の生涯を描く。脚本は一昨年、NHKで放送され、大きな話題となった「ドラマ10『大奥』」などで知られる森下佳子さんが手掛けている。
第46回では、蔦重(横浜さん)は納得する役者絵が仕上がらず行き詰まっていた。そんな中、蔦重と歌麿(染谷将太さん)、2人にしか生み出せない絵を見てみたいと訴えるてい(橋本愛さん)。この思いに突き動かされ、歌麿が再び耕書堂に戻ってくる。
その後、役者絵は完成し、歌舞伎の興行に合わせて、蔦重は絵師・東洲斎写楽の名で絵を売り出す。写楽のうわさは、徐々に江戸市中、江戸城中にも広まっていき、一橋治済の耳にも入る。
迎えた祭りの日、間者となった大崎を使って、写楽の正体は「生きていた源内(安田顕さん)だった」というのをエサに、治済をおびき寄せて仇を討つ予定の定信(井上祐貴さん)たち。しかし、そのエサの一つである戯作の筆跡が「定信のもの」と気づいていた治済は、逆に自分の手の者を祭りに紛れ込ませていた。
定信たちを狙って、毒入り饅頭(まんじゅう)を配り、さらにそのうちの一つで大崎のことを消した治済は、笑い声を上げながら、祭りを去る。
定信たちの企みに気づいた時の治済の気持ちを「この字は見たことある見慣れた字だなというところでも確信を得たのは間違いないかなと思います。ワクワクしたんじゃないですか。来たぞ来たぞっていうか」と振り返る。
また同回では治済が蔦重に接触し、写楽の正体を尋ねるシーンもあった。
「耕書堂に乗り込むというか、お店に入っていく のも、あえてでしょうね。憎いとか悔しいとか、懲らしめてやりたいとかっていう気持ちは微塵もないと いうか。本当に何とも思ってないですからね。治済にとって一時の暇つぶしの時間に過ぎないんです」と語った。
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