俳優の阿部サダヲさんと女優の佐藤江梨子さんが１２日、ＮＨＫドラマ「離婚同居」の試写会見に出席した。初めて母親役を演じた佐藤さんが「母性が出たと、先輩で大御所のお子さんもいらっしゃる女優さんに話したら、『まだまだ』と言われました」というエピソードを紹介。阿部さんが「（佐藤さんは）撮影中はおっぱいでかかったらしい」と冗談めかすと、佐藤さんはすかさず「母性が出たんで……」と切り返し、笑わせた。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　「離婚同居」は、柏屋コッコさんが「週刊コミックバンチ」（新潮社）で連載したマンガが原作。少しばかり名の売れた写真家だった小中大（阿部さん）が、結婚８年目の浮気がきっかけで妻・直子（佐藤さん）と離婚する。だが、直子は数日後に家に戻り、ある事情から同居を申し出る。ヨリを戻したい大は喜んで受け入れるが、次々と不幸に見舞われ、一方の直子はモデルとして再スタートし、輝きを増していく。その後双方に新たな恋の予感も訪れて……という物語。

　連続ドラマ初主演の阿部さんは「『離婚同居』って四字熟語みたいで硬いですが、形としてはこういうのもありなのかな。おすすめしませんが、家庭内別居よりこっちの方がいいと思います」とドラマをアピール。試写を見た佐藤さんは「私がＮＨＫで主演なんて豚に真珠だな、もったいないなと思ってましたが、（試写を見て）すごくいいなと思いました」と、ドラマの仕上がりに満足した様子だった。ＮＨＫ総合で５月１８日から毎週火曜日午後１０時。全５話予定。（毎日新聞デジタル）