今井美樹:名曲の数々をセルフカバー 小野リサ、手嶌葵も登場「VOICES」 WOWOW

 11年5月に歌手デビュー25周年を迎える今井美樹さん(47)がメーンアーティストを務めたWOWOW主催の音楽イベント「VOICES」が、7日にWOWOWで放送される。

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 「VOICES」は、耳の肥えた音楽ファンに向けて人気アーティストが共演するライブイベントで、今回は今井さんをメーンに、小野リサさん(47)、川江美奈子さん(38)、手嶌葵さん(22)、土岐麻子さん(34)が登場。5月7日に「Bunkamuraオーチャードホール」(東京都渋谷区)で行われた一夜限りのコンサートは、「VOICES feat.今井美樹&Friends」と題して、今井さんの名曲を実力派シンガーたちがそれぞれの個性を生かしてカバーした。

 コンサートは、今井さんが歌う自身のヒット曲「PRIDE」で開幕。透明感あふれる歌声がホールに響きわたると、会場は柔らかな優しい空気に包まれた。「大好きなミュージシャンが素晴らしい声で、私の楽曲を歌ってくれる……。私自身がとても楽しみにしていた特別なライブです」とイベントについて紹介した今井さんの次に登場したのは、手嶌さん。「カシミヤのような声」と今井さんが評したという繊細な歌声で「野性の風」「PIECE OF MY WISH」を披露した。川江さんは今井さんの最近の楽曲を手がけていることでファンにとってはおなじみの存在。「以前から美樹さんの楽曲が大好きだった」と語り、「愛の詩」などを情感豊かに歌い上げた。

 ボサノバを得意とする小野さんは、心地良い歌声で会場を魅了し、今井さんとのデュエットでは大人同士ならではの落ち着いたハーモニーを聞かせ、会場はうっとりとした雰囲気に包まれた。幅広い音楽性を持つ土岐さんは、今井さんの初期のナンバー「Boogie−Woogie Lonesome High−Heel」を軽やかに歌った。続いて「幸せになりたい」を今井さんと川江さんとの3人で歌うと、心浮き立つメロディーとともに会場も一気に華やいだ雰囲気に。

 コンサート後半は今井さんの歌声をたっぷりと聴かせ、ぬくもりと優しさをたたえた歌声で、心のひだをつむいだ曲がじんわりと染みこむように会場に広がった。時を経て輝きつづける名曲の魅力を、彩り豊かなボーカルで味わう一夜限りの今回のコンサートの模様はWOWOWで7日午後6時半からハイビジョン放送。(毎日新聞デジタル)

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