観月ありさ:「家で料理を」 NHKドラマ「天使のわけまえ」で変身?

「天使のわけまえ」の会見に登場した観月ありささん
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「天使のわけまえ」の会見に登場した観月ありささん

 女優の観月ありささん(33)が22日、NHKドラマ「天使のわけまえ」の第1回試写会後に行われた会見に出席。観月さんは「裏切られても彼を待ってみようとか、彼の息子の面倒をみたりとか、優しいけなげな女性を演じています。料理が上手な役でもあるので、お母さん的な優しさを出せたらいいなと思って演じた」と話し、「見た人が優しい気持ちになったり、ホッとできれば」と笑顔を見せていた。

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 ドラマは、観月さん演じる主人公のくるみが、結婚を約束した和也(細川茂樹さん)に全財産を持ち逃げされてしまう。仕事を辞め、住む場所もなくなったくるみは肉親と縁薄く、頼る場所がない。行き場を失い、呆然(ぼうぜん)としていたくるみだが、工事現場で働く中年男性(イッセー尾形さん)に偶然、おはぎを手渡したことから人生が一転、人との出会いに支えられ、食で人生を切り開いていく。そんな時、和也の中学生の息子康太(野村周平さん)が現れ、同居することになる……という物語。料理はフードスタイリストの飯島奈美さんが手がけた。

 劇中で何度も料理を作るシーンがある観月さんは「私生活でご飯を作らないタイプ」といい、「(料理中の)手さばきが大丈夫かなと飯島先生にいろいろ教わりながらやらせていただいた」と撮影を振り返った。また「飯島先生のレシピの本をいただいた。ドラマが終わってから、簡単そうなものから作ってみようと思っているのが(自分にとっての)大きな変化ですね。家で料理を作ろうと思うことがあまりないので、かなりの変化」と笑顔で話していた。

 観月さんと初共演というイッセー尾形さん(58)は、観月さんを「楽しくておおらかでチャーミングでユーモアがあって……」と絶賛。「(自分が)遅刻をした日があって、『この目覚まし、なるときとならないときがあるんですよ』と言ったら、(観月さんが)屈託なく笑ってくれて、救われました。観月さんと丘の上でお弁当を食べるなんてなんて幸せなんだろうと思ってました」と話していた。会見には脚本家の吉田紀子さんも出席した。

 ドラマはNHK総合で7月6日から毎週火曜、午後10時から放送。全5話。(毎日新聞デジタル)

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