相棒 シーズン9:初回視聴率17.7% 放送10周年 今秋民放連ドラ最高

ドラマ「相棒 シーズン9」の1シーン=テレビ朝日提供
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ドラマ「相棒 シーズン9」の1シーン=テレビ朝日提供

 放送開始から10年を迎えた水谷豊さん主演の刑事ドラマ「相棒」の最新シリーズ「相棒 シーズン9」(テレビ朝日系)の第1回が20日放送され、初回視聴率は17.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。この秋スタートした民放の連続ドラマでは最高のスタートを切った。

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 相棒シリーズは、警視庁の窓際部署「特命係」のキャリア警部・杉下右京(水谷さん)がその天才的頭脳で推理し、相棒と一緒に難事件を解決するドラマ。00年のスタート以来、一貫して相棒を務めてきた巡査部長・亀山薫(寺脇康文さん)が前々回「シーズン7」で辞職し、代わりに警部補・神戸尊(及川光博さん)が警察庁上層部の密命を受けて特命係に配属。「シーズン8」で警察庁に戻らず特命係にとどまる道を選んだ尊が今シーズン、相棒として右京とどんな関係を築いていくのかが大きな見どころとなる。骨太なストーリーと先を読ませない展開、シリアスな中にもウイットに富んだ会話など従来からの魅力はもちろん、特命係を目の敵にする捜査1課の3人組“トリオ・ザ・捜一”(川原和久さん、大谷亮介さん、山中崇史さん)など取り巻くサブキャラクターたちも健在だ。

 第1話は、人気女流作家・水元湘子の殺人事件が描かれる。夫で独立系出版社の社長・吉野(近江谷太朗さん)が帰宅し、妻の遺体を見つける。ストーカーのようにつきまとっていたファンの男が容疑者として浮上するが、右京は湘子の部屋にある資料ファイルに疑問を抱く。死の直前、環境問題をテーマにした新作を執筆するため、湘子がアシスタントに集めさせていたという資料が1つもない。右京は、犯人が資料を持ち去ったのではないかと推理し、尊とともに捜査を進める。そんな2人を尻目に先回りする謎の男(徳重聡さん)の姿も……。湘子は何を書こうとしていたのか? 謎の男は何者で、その目的とは何なのか……というストーリー。

 ドラマは毎週水曜午後9時の放送予定。(毎日新聞デジタル)

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