ラノベ質問状:「ベン・トー」 半額弁当めぐる激闘 前作から方向転換

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アサウラさん作、柴乃櫂人さんイラストの「ベン・トー」(集英社)の表紙

 話題のライトノベルの魅力を担当編集者が語る「ラノベ質問状」。今回は、半額に値下げされたスーパーの弁当をめぐる熱い戦いを描いた「ベン・トー」(アサウラ著、柴乃櫂人画)です。集英社スーパーダッシュ文庫編集部の鳥山浩さんに作品の魅力を聞きました。

 −−この作品の魅力は?

 平凡な高校生が、スーパーマーケットの閉店間際に半額になる弁当を狙う「狼」と呼ばれる者たちの弁当争奪戦に魅せられ、同じ志を持った先輩や同級生と共にその熱い戦いに日々明け暮れる、というお話です。一応部活モノです。文章で表現するとかなり残念なかんじですが、バカを本気でやるとこんなに感動する、というのが「ベン・トー」の魅力ではないでしょうか。また、ゲームネタがかなりあります。特に某S社がお好きな方には絶大な支持をいただいております。

 −−作品が生まれたきっかけは?

 アサウラ先生はスーパーダッシュの新人賞で大賞を受賞されていて、受賞作と受賞後第1作は主に「銃と少女」というテーマで書かれていました。作品としては、とてもクオリティーの高いものだったのですが、読者を限定してしまうジャンルではあったので、思い切って方向転換してみましょう、という話になりました。アサウラ先生とはお笑いの話もよくしていて、他の人にはない独特のセンスを感じたので、コメディーはどうですか、と打診してみたのがきっかけです。あとは「ベン・トー」1巻のあとがきに詳しくありますので(笑い)。

 −−編集者として、この作品にかかわる喜び、大変なことについて教えてください。

 コメディーというのは、練れば必ずよくなるというものではないので、何か面白いネタや発想が出てこないとかなり大変です。どこから出てくるかは分からないので、アサウラ先生との打ち合わせ以外でも面白そうなネタはいつも探して、何かあればすぐにメールや電話をしてしまったりします。イラストの柴乃先生にもアイデアをかなりいただいています。ただ、そういうことも、チームで作っている感覚があり、学生の文化祭感覚というか、楽しくやらせていただいてます。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 きわどいネタも悪ノリも、笑えればある程度はOKだと思って作っていますので、とにかく笑いたい人はぜひご一読ください! あと必ず弁当やインスタントフードが食べたくなりますのでそこはご注意ください(笑い)。

 集英社スーパーダッシュ文庫編集部 鳥山浩

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