福家書店銀座店:握手会の“聖地”35年の歴史に幕 「BIGBANG」握手会にファン2000人

最後のイベントとなった「BIGBANG」の握手会にファンら2000人が詰め掛けた福家書店銀座店
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最後のイベントとなった「BIGBANG」の握手会にファンら2000人が詰め掛けた福家書店銀座店

 韓国のダンスボーカルグループ「BIGBANG」が31日、初のオフィシャルフォトブック「ELECTRIC LOVE TOUR 2010」(幻冬舎)の発売を記念した握手会を、25日に閉店した福家書店銀座店(東京都中央区)で開いた。アイドルの写真集やタレントのエッセーなど数々の出版記念イベントが毎週のように開催されてきた“聖地”の銀座店だが、この日のイベントが同店での最後のイベントとなる。店頭には整理券を手にしたファン2000人が集まり、報道陣も多数詰め掛けた。

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 同店は1975年に開店。同店によると、俳優の小池徹平さんが08年に開いた写真集の発売記念握手会で約1万1000人を集めるなど多くのタレントや歌手の握手会が開かれてきた。賃貸契約の終了することなどの理由で25日で閉店となった。

 「BIGBANG」は、G-DRAGON(ジードラゴン)さん、SOL(ソル)さん、T.O.P(トップ)さん、D-LITE(ディライト)さん、V.I(ヴィアイ)さんの5人からなるダンスボーカルグループ。06年に韓国でデビュー後、07年からはアジアへ活動を広げ、日本では09年6月にシングル「MY HEAVEN」でメジャーデビュー。09年末には第51回日本レコード大賞最優秀新人賞なども獲得している。

 「ELECTRIC LOVE TOUR 2010」は、2月に行われたジャパンツアーの模様を追ったドキュメント風の写真集。9月29日に発売され、11日付(集計期間:9月27日~10月3日)のオリコン本ランキング写真集部門で初登場1位となるなど、売れ行きも好調。カメラマン5人がメンバーに密着し、リハーサルや楽屋裏、舞台袖の様子、本番ステージまで、ツアーの興奮を完全に再現。ツアー後に行った、メンバーのロングインタビューも収録した。オールカラー全208ページで写真は354点。2800円で発売中。

 ボーカルのSOLさんは「久しぶりに日本に来て、ファンのみなさんとお会いできて、ぼくたちもうれしい気持ちです。日本に来られるのもみなさんのおかげ。これからも頑張りますので、よろしくお願いします」とあいさつ。G-DRAGONさんも「日本のファンのみなさんに会えて本当にうれしい。日本に滞在している間、一生懸命頑張るので、みなさんにすばらしい思い出を作ってほしい」と話した。V.Iさんは「日本に来るのは久しぶりなんですが、羽田空港がきれいになっていて、『すっげー!かっこいい!』とびっくりしました」と笑顔で話し、D-LITEさんは握手会について「ファンをじかに感じられる機会なので、ライブより緊張しています」、T.O.Pさんも「ファンの方と直接触れ合えるので、すごく楽しみにしています」と話していた。

 この日のイベントは、同店が既に通常営業を終了しているため、店舗1階に「BIGBANG」メンバーの私物やステージ衣装、写真パネルなども展示された。(毎日新聞デジタル) 

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