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11月21日(木)放送分
女優の上野樹里さん(24)主演で11年に放送されるNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の屋敷陽太郎チーフプロデューサーが18日、会見を開き、上野さんを「抜てきではなく大河の主役にふさわしい才能と資質、実力をお持ちの方」と絶賛した。
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50作目となる大河ドラマ「江 姫たちの戦国」は、織田信長の妹・お市と近江の戦国武将・浅井長政との間に生まれた“浅井三姉妹”の三女・江(上野さん)の波乱に満ちた生涯を描く。連続テレビ小説「さくら」(02年)、大河ドラマ「篤姫」(08年)などを手がけた脚本家・田渕久美子さんが原作小説を執筆、オリジナル脚本で臨む作品。
屋敷プロデューサーは、上野さんが出演した08年のドラマ「ラスト・フレンズ」(フジテレビ系)と、映画化もされた「のだめカンタービレ」(同)を例に、上野さんの演技について「強烈だったのが『ラスト・フレンズ』。『のだめ(カンタービレ)』との落差が同じ人とは思えない。その幅の広さに驚きました」と語り、「江」での撮影について「凛(りん)とした表情、コミカルなシーン、激しいシーンと演じ分けている。幼い時代から54歳ぐらいまでをどうやって彼女が演じ分けていくのかが楽しみ」と期待を寄せた。
またドラマ「江」を「水から生まれたお姫さまの妖精の話」と表現。江を大河ドラマの題材に選んだ理由を、幕末や明治を避けて女性主人公から選ぶという条件の中でさまざまな女性について調べ上げ、「やはり浅井三姉妹の人生は華やかでドラマチック。中でも茶々ではなく江がいちばん新鮮だと思った。江は信長をおじさん、秀吉をお義兄(にい)さん、家康をお義父(とう)さんと呼び、じかに話を聞けるのが最大の魅力。近距離から歴史を見ることができる」とコメント。「3英傑を主人公にするとヒーローとして描かなくてはいけないが、江の視点から描くことで信長の弱い面、秀吉のいい面などがえぐられていく。(視聴者が)江の目線からドラマの中に入って、(江の)突撃取材で信長たちと対峙(たいじ)できるところが大きな魅力」と語った。
放送は総合テレビで1月9日から毎週日曜午後8時。初回は73分の拡大版。(毎日新聞デジタル)
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