悪党:初回視聴率13.1% 高橋克典が手段選ばぬ“凄ワル”刑事に

ドラマ「悪党~重犯罪捜査班」の記者会見に登場した(前列左から)内山理名さん、小泉孝太郎さん、高橋克典さん、村上弘明さん、(後列左から)八神蓮さん、鈴木浩介さん、梅沢富美男さん、平山浩之さん
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ドラマ「悪党~重犯罪捜査班」の記者会見に登場した(前列左から)内山理名さん、小泉孝太郎さん、高橋克典さん、村上弘明さん、(後列左から)八神蓮さん、鈴木浩介さん、梅沢富美男さん、平山浩之さん

 高橋克典さんが事件解決のためなら手段を選ばぬ刑事を演じる連続ドラマ「悪党~重犯罪捜査班~」(ABC・テレビ朝日系)の第1回が21日放送され、平均視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

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 刑事ドラマでは定評のあるテレビ朝日系でも「最も非道で“凄(すご)ワルな刑事”」がうたい文句の異色で骨太の刑事ドラマ。タイトルの「悪党」とは、神奈川県警の全警察署の中でナンバーワンの検挙率を誇るツワモノぞろいの横浜港町警察署刑事課第4係の刑事たちのこと。常識やありきたりなやり方では通用しない巨悪に迫るため、ほかの悪をも利用し、法を犯すスレスレ、逸脱した行動を取りながらも、最後には必ず挙げる(逮捕する)。

 高橋さん演じる富樫正義率いる第4係のメンバーには、内山理名さん、鈴木浩介さん、平山浩行さんを起用。内山さん演じる飯沼玲子は、有能でクールな女刑事だが、プライベートではろくでもない若い“ヒモ”と付き合っており、これまでにない屈折した役どころで新境地を開拓する。富樫たちの行動を黙認する刑事課の課長・石黒孝雄には梅沢富美男さん、第4係にやってくる正義感あふれるエリートの新係長・里中啓一郎を小泉孝太郎さん、里中を横浜港町署に送り込んだ県警警務部長・前島隆造を村上弘明さんが演じる。里中の人事の裏には大きな野望が隠されており、前島は第4係の運命のカギを握る人物となる。

 第1話では、横浜の繁華街で殺人事件が発生し、富樫たちがいち早く現場に駆け付ける。富樫は遺体のポケットから何かを見つけ、自らの背広の中に隠すが、玲子らは見て見ぬふりを決め込む。捜査1課の到着で捜査権を奪われ、その場を去る富樫たちだったが、ひそかに独自の捜査を開始していた。その3日後、第4係に新たな係長・里中が赴任。前島から“よからぬうわさ”を耳にしていた里中は、警戒しながら部下と対面するが、意外に4人とも人当たりがよい、優秀な刑事たちで、特に富樫は3日前の殺人事件の捜査状況を丁寧に報告してきた。安心する里中だったが、数日後、彼らの報告が、すべてでたらめだったことが発覚。憤る里中に、富樫は冷酷な表情で迫る。「オレたちのことを誰にチクろうがかまわんが、刑事なら連中を挙げてからにしろ!」と……というストーリー。放送は毎週金曜午後9時。(毎日新聞デジタル)

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